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平成25年度春季解答
問題26
株主総会の決議を必要とする事項だけを,全て挙げたものはどれか。
a | 監査役を選任する。 |
b | 企業合併を決定する。 |
c | 事業戦略を執行する。 |
d | 取締役を選任する。 |
ア | a,b,d |
イ | a,c |
ウ | b |
エ | c,d |
解答:ア
<解説>
株主総会での決議事項とされている主なものとしては、
- 定款変更、解散、合併など会社の組織・事業の基礎的変更に関する事項
- 計算書類の承認や株式の第三者有利発行など株主の重要な利益に関する事項
- 取締役など役員の選任・解任に関する事項
- 役員報酬の決定など役員の専横防止に関する事項
- 事後設立など法規制の潜脱防止に関する事項
などがあげられる。
問題27
個人情報保護法における個人情報に該当するものだけを全て挙げたものはどれか。
a 顔がはっきり映った防犯カメラの映像
b 従業員名が記載された人事考課表
c 話者が判別できる通話記録の音声
ア | a,b,c |
イ | a,c |
ウ | b |
エ | 該当なし |
解答:ア
<解説>
「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、その情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により、特定の個人を識別することができるもののことである。その情報自体によって特定の個人を識別できるもののほか、他の情報と容易に照合することができ、それによって特定の個人が識別できるものも含む。
a | ○ | 顔がはっきり映った防犯カメラの映像は、個人の顔がはっきり写っているので個人を識別できる。すなわち、個人情報である。 |
b | ○ | 従業員名が記載された人事考課表は、従業員の指名が記載されているので個人を識別できる。すなわち、個人情報である。 |
c | × | 話者が判別できる通話記録の音声は、個人を識別できる。すなわち、個人情報である。 |
問題28
表に示すA社の損益の変化に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 売上総利益が減って,経常利益は増減がなかった。 |
イ | 売上総利益は増減がなく,営業利益が減った。 |
ウ | 営業利益が減って,経常利益は増減がなかった。 |
エ | 営業利益は増減がなく,経常利益が増えた。 |
解答:エ
<解説>
式 | 前期 | 当期 | 結果 | |
---|---|---|---|---|
売上総利益 | 売上高-売上原価 | 2,000-850=1,150 | 2,000-900=1,100 | 前期>当期 |
営業利益 | 売上総利益-販売費および一般管理費 | 1,150-900=200 | 1,100-900=200 | 前期=当期 |
経常利益 | 営業利益+営業外収益-営業外費用 | 200+10-20=190 | 200+20-10=210 | 前期<当期 |
ア | × | 売上総利益が減って,経常利益は増えた。 |
イ | × | 売上総利益が減って,営業利益は増減がなかった。 |
ウ | × | 営業利益は増減がなく,経常利益は増えた。 |
エ | ○ | 営業利益は増減がなく,経常利益が増えた。 |
問題29
バリューエンジニアリングにおいて,価値を定義する二つの要素はどれか。
ア | 粗利と売上原価 |
イ | 機能とコスト |
ウ | 計画と実績 |
エ | 固定費と変動費 |
解答:イ
<解説>
バリューエンジニアリング (Value Engineering)とは、 製品やサービスの「価値」を、 それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、 システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法である。
したがって、イが正解である。
問題30
情報システムに蓄積されたデータを分析し,業務に活用することを目標としているが,社員の経験不足のために進んでいない。目標の実現に向けての優先度の高い取組みとして,最も適切なものはどれか。
ア | 分析に用いる高機能のPCを各部署に1台設置する。 |
イ | 分析に利用可能なデータの提供時期を早める。 |
ウ | 分析に利用するソフトウェアの性能を向上させる。 |
エ | 分析の代表事例と分析用テンプレートを提供する。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 分析に要する時間を減らすことはできるが、社員の経験不足を解消することはできない。 |
イ | × | 分析に時間をかけることができるようになるが、社員の経験不足を解消することはできない。 |
ウ | × | 分析に要する時間を減らすことはできるが、社員の経験不足を解消することはできない。 |
エ | ○ | 分析の代表事例と分析用テンプレートを提供することで、社員がそれに従って分析できるようになるので、社員の経験不足を解消することはできる。 |
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