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平成25年度春季解答
問題51
システム監査の実施内容に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | ISO 9001に基づく品質マネジメントシステムを,品質管理責任者が構築し運営する。 |
イ | 開発担当者が自ら開発したシステムの内容をテストする。 |
ウ | 情報システムのリスクに対するコントロールが適切に整備・運用されているかを,監査対象から独立した第三者が評価する。 |
エ | 専用のソフトウェアを使って,システム管理者がシステムのセキュリティホールを自ら検証する。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | ISO 9001は品質マネジメントシステムに関する国際規格である。したがって、品質マネジメントシステムの運用に関する説明である。 |
イ | × | テスト作業の説明である。 |
ウ | ○ | 正しい。 |
エ | × | システム監査では、監査対象から独立した第三者がセキュリティホールの検証を行う。 |
問題52
DoS(Denial of Service)攻撃の説明として,適切なものはどれか。
ア | 他人になりすまして,ネットワーク上のサービスを不正に利用すること |
イ | 通信経路上で他人のデータを盗み見ること |
ウ | 電子メールやWebリクエストなどを大量に送り付けて,ネットワーク上のサービスを提供不能にすること |
エ | 文字の組み合わせを順に試すことによって,パスワードを解読しようとすること |
解答:ウ
<解説>
DoS攻撃とは、大量の無意味なデータを送りつけるなどしてサーバーに意図的に負荷をかけ,サービスを正常に提供できなくする攻撃のことである。
ア | × | なりすましの説明である。 |
イ | × | 盗聴の説明である。 |
ウ | ○ | Dos攻撃の説明である。 |
エ | × | ブルーとフォース攻撃の説明である。 |
問題53
コンピュータを利用するとき,アルゴリズムは重要である。アルゴリズムの説明として,適切なものはどれか。
ア | コンピュータが直接実行な機械語に,プログラムを変換するソフトウェア |
イ | コンピュータに,ある一定の目的を達成させるための処理手順 |
ウ | コンピュータに対する一連の動作を指示するための人工言語の総称 |
エ | コンピュータを使って,建築物や工業製品などの設計をすること |
解答:イ
<解説>
アルゴリズムとは、ある特定の問題を解く手順を、単純な計算や操作の組み合わせとして明確に定義したもの。数学の解法や計算手順なども含まれるが、ITの分野ではコンピュータにプログラムの形で与えて実行させることができるよう定式化された、処理手順の集合のことを指すことが多い。
ア | × | コンパイラの説明である。 |
イ | ○ | アルゴリズムの説明である。 |
ウ | × | プログラム言語の説明である。 |
エ | × | CADの説明である。 |
問題54
スキャナで写真や絵などを読み込むときの解像度を表す単位はどれか。
ア | dpi |
イ | fps |
ウ | pixel |
エ | ppm |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | dpiとは、主にプリンタやイメージスキャナなどで使われる解像度の単位で、幅1インチ(約2.54cm)を何個の点(ドット)で表現できるかを表す値である。 |
イ | × | fpsとは、動画のなめらかさを表す指標で、画像を1秒間に何回書き換えているかを表したものである。 |
ウ | × | pixelとは、デジタル画像やディスプレイ装置などを構成する単位である。 |
エ | × | ppmとは、1分当たり何枚の印刷ができるかを表す単位である。プリンタの性能を表すのに使われる。 |
問題55
関係データベースを使い「社員」表と「部署」表を作成して社員情報を管理する。「社員」表と「部署」表に,必要に応じて設定する主キーと外部キーの適切な組合せはどれか。ここで,社員は必ず「部署」表に存在する部署に所属するものとし,社員データの追加や更新をするときには,参照制約を利用して整合性を確保するものとする。
解答:イ
<解説>
- 主キー
- 社員表は社員コードで一意に特定できる。したがって、社員表の主キーは社員コードになる。
部署表は部署コードで一意に特定できる。したがって、部署表の主キーは部署コードになる。 - 外部キー
- 参照整合性とは、リレーショナルデータベースのデータ整合性を保つための機能のことである。
設問では、存在しない部署コードの社員コードのレコードを社員表に入力できないようにする。 この場合、部署表にない部署コードをチェックするため、社員表の部署コードは外部キーとして設定する。
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