必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度秋季問題

問題7

OSI(Open Source Initiative)が定義しているOSSの性質はどれか。

OSSとともに頒布される、ほかのソフトウェアのソースコードも公開しなければならない。
OSSを再頒布する場合は、無料にしなければならない。
営利目的の企業での使用や、研究分野での使用も許可される。
ソースコードを改変した場合の再頒布条件に、制約があってはならない。

OSI(Open Source Initiative)が定義しているOSSの性質はどれか。

OSSとともに頒布される、ほかのソフトウェアのソースコードも公開しなければならない。
OSSを再頒布する場合は、無料にしなければならない。
営利目的の企業での使用や、研究分野での使用も許可される。
ソースコードを改変した場合の再頒布条件に、制約があってはならない。

解答:ウ

<解説>

オープンソースソフトウェア(Open Source Software:OSS)とは、オープンソースの概念に基づき、ソフトウェアのソースコードが無償で公開され、改良や再配布を行うことが誰に対しても許可されているソフトウェアのことである。

オープンソースソフトウェアには以下の要件がある。

  1. 自由な再頒布ができること
  2. ソースコードを入手できること
  3. 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
  4. 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
  5. 個人やグループを差別しないこと
  6. 適用領域に基づいた差別をしないこと
  7. 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
  8. 特定製品に依存しないこと
  9. 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
  10. 技術的な中立を保っていること
× ほかのソフトウェアのソースコードも公開しなければならないという制限はない。
× 自由な再配布ができる。したがって、有償,無料どちらでもよい。
適用領域に基づいた差別をしてはいけない
× ソースコードと一緒にパッチファイルを頒布する場合はソースコードの制限を設けてもよい。