必ず受かる情報処理技術者試験

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平成25年度秋季解答

問題16

次のE-R図の解釈として、適切なものはどれか。
ここで、* * は多対多の関連を示し、自己参照は除くものとする。

子組織の数より親組織の数が多い可能性がある。
組織は2段階の階層構造である。
組織は必ず子組織を持つ。
組織はネットワーク構造になっていない。

解答:ア

<解説>

親階層と子階層の対応が多対多である。

したがって、次のようになる。

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問題17

流れ図において、分岐網羅を満たし、かつ、条件網羅を満たすテストデータの組はどれか。

解答:エ

<解説>

× 分岐網羅も条件網羅も満たしていない。
× 分岐網羅は満たしているが条件網羅を満たしていない。
× 条件網羅は満たしているが分岐網羅を満たしていない。
× 分岐網羅も条件網羅も満たしている。

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問題18

過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。 要件定義からシステム内部開発までをモデルどおりに228日で完了してプログラム開発を開始した。 現在、200本のプログラムのうち100本のプログラム開発を完了し、残り100本は未着手の状況である。 プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき、プロジェクト全体の完了まであと何日掛かるか。

140
150
161
172

解答:イ

<解説>

  1. プロジェクト全体の予定日数を計算する。
    要件定義からシステム内部設計までを,228 日で完了したとしているので,
    要求定義(0.25)+システム外部設計(0.21)+システム内部設計(0.11)= 0.57 を 228 日で完了している。
    したがって,プロジェクト全体の予定日数は,228 ÷ 0.57 = 400 日である。
  2. プログラム開発の進捗率を計算する。
    200 本が全体のプログラム本数である。100 本が完成し,残り 100 本が未着手なので,プログラム開発の進捗率は半分である。
    これを期間比に換算すると,0.11÷2= 0.055 である。
  3. プロジェクト全体の完了までに必要な日数を計算する。
    残りの工程の期間比は,残りのプログラム開発(0.055)+結合テスト (0.11)+システムテスト(0.21)= 0.375 である。
    つまり,残り日数は 0.375 × 400 = 150 日 である。

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問題19

プロジェクトマネジメントにおけるリスクの対応例のうち、PMBOKの分類における転嫁に該当するものはどれか。

あるサブプロジェクトの損失を、他のサブプロジェクトの利益で相殺する。
個人情報の漏えいが起こらないように、システムテストで使用する本番データの個人情報部分はマスキングする。
損害の発生に備えて、損害賠償保険を掛ける。
取引先の業績が悪化して、信用に不安があるので、新規取引を止める。

解答:ウ

<解説>

リスクの対応戦略には次のものがある。

リスク回避
リスクそのものを発生させなくさせること
リスク転嫁
リスク発生時の影響,損失,責任の一部または全部を他社に肩代わりさせること
リスク軽減
リスクの発生確率及び影響度を受容できるレベルまで低減させること
リスク受容
軽微なリスクに対してはあえて対策を行なわずリスクが発生した場合の損失は自社で負担すること
× リスク受容に該当する。
× リスク軽減に該当する。
リスク転嫁に該当する。
× リスク回避に該当する。

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問題20

ミッションクリティカルシステムの意味として、適切なものはどれか。

OSなどのように、業務システムを稼動させる上で必要不可欠なシステム
システム運用条件が、性能の限界に近い状態の下で稼動するシステム
障害が起きると、企業活動に重大な影響を及ぼすシステム
先行して試験導入され、成功すると本格的に導入されるシステム

解答:ウ

<解説>

ミッションクリティカルシステムとは、業務やサービスの遂行に必要不可欠であり、24時間365日、障害や誤作動などで止まることが許されないコンピュータシステムのことである。

交通機関や金融、通信など、生活や経済活動の基盤となる企業の業務システムや重要インフラは、障害が起こって中断したり停止したりすると、巨額な損失が発生し、社会的な影響が大きい。こうしたシステムはミッションクリティカルであり、非常に高い信頼性や耐障害性、万全のサポート体制などが必要とされる。

× OSなどのように、業務システムを稼動させる上で必要不可欠なシステムではない。
× システム運用条件が、性能の限界に近い状態の下で稼動するシステムではない。
ミッションクリティカルシステムの説明である。
× パイロットシステムの説明である。

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