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平成27年度秋季問題
問題29
経営会議で来期の景気動向を議論したところ、景気は悪化する、横ばいである、好転するという三つの意見に完全に分かれてしまった。 来期の投資計画について、積極的投資、継続的投資、消極的投資のいずれかに決定しなければならない。 表の予想利益については意見が一致した。 意志決定に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 混合戦略に基づく最適意志決定は、積極的投資と消極的投資である。 |
イ | 純粋戦略に基づく最適意志決定は、積極的投資である。 |
ウ | マクシマックス原理に基づく最適意志決定は、継続的投資である。 |
エ | マクシミン原理に基づく最適意志決定は、消極的投資である。 |
経営会議で来期の景気動向を議論したところ、景気は悪化する、横ばいである、好転するという三つの意見に完全に分かれてしまった。 来期の投資計画について、積極的投資、継続的投資、消極的投資のいずれかに決定しなければならない。 表の予想利益については意見が一致した。 意志決定に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 混合戦略に基づく最適意志決定は、積極的投資と消極的投資である。 |
イ | 純粋戦略に基づく最適意志決定は、積極的投資である。 |
ウ | マクシマックス原理に基づく最適意志決定は、継続的投資である。 |
エ | マクシミン原理に基づく最適意志決定は、消極的投資である。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 混合戦略とは、与えられた状況で取り得る選択肢の中からその都度異なる行為を実行するタイプの戦略のことである。 各景気動向の発生確率が未定なので、どの投資計画を選択するか断定できない。 |
イ | × | 純粋戦略とは、与えられた状況における打ち手として毎回同じ行為のみを行うタイプの戦略のことである。 各景気動向の発生確率が未定なので、どの投資計画を選択するか断定できない。 |
ウ | × | マクシマックス原理とは、選択されうる戦略のそれぞれの場合について、最もうまくいった場合の最大利得を考え、これが最大となる戦略を選択することである。 最もうまくいった場合(景気動向が好転)の場合に基づく最適意思決定は、積極的投資の500万円である。 |
エ | ○ | マクシミン原理とは、選択されうる戦略のそれぞれの場合について、最悪の場合の利得を考え、これが最大となる戦略を選択することである。 最悪の場合(景気動向が悪化)の場合に基づく最適意思決定は、消極的投資の400万円である。 |
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