必ず受かる情報処理技術者試験

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令和6年度秋季問題

問題6

仮想記憶方式において,セグメンテーション方式と比較した場合のページング方式の長所はどれか。

記憶領域へのアクセス保護を論理的な単位で行うことができる。
記憶領域をプログラム間で容易に共用することができる。
実行時に記憶領域の大きさを動的に変えることができる。
主記憶の外部断片化が発生しない。

仮想記憶方式において,セグメンテーション方式と比較した場合のページング方式の長所はどれか。

記憶領域へのアクセス保護を論理的な単位で行うことができる。
記憶領域をプログラム間で容易に共用することができる。
実行時に記憶領域の大きさを動的に変えることができる。
主記憶の外部断片化が発生しない。

解答:エ

<解説>

× セグメンテーション方式の長所である。セグメントは、プログラムのコードやデータといった論理的な単位に対応しているため、セグメントごとに読み取り専用や実行禁止などのアクセス権を設定しやすい。 一方、ページング方式は固定長の物理的な区画で分割するため、論理的な単位でのアクセス保護はセグメンテーション方式ほど容易ではない。
× セグメンテーション方式の長所である。ライブラリや共有データなどを一つのセグメントとして定義し、そのセグメントを複数のプロセスのアドレス空間にマッピングすることで、プログラム間のデータ共用が容易に実現できる。ページング方式でも共用は可能だが、論理的なまとまりとして扱うセグメンテーション方式の方がより自然で管理しやすい。したがって、本選択肢は誤りである。
× セグメンテーション方式の長所である。セグメントは可変長であるため、プログラムの実行中に必要に応じてスタック領域を拡張するなど、動的にサイズを変更することに適している。 ページング方式は固定長のページ単位で管理するため、このような柔軟なサイズ変更は得意ではない。したがって、本選択肢は誤りである
ページング方式の長所である。ページング方式は主記憶を固定長のページフレームに分割して管理するため、可変長のセグメントを扱うセグメンテーション方式で問題となる外部断片化が発生しない。したがって、本選択肢が正解である。