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令和6年度秋季問題
問題21
システム監査において,監査手続の適用に際して用いられる技法のうち,データの生成から入力,処理,出力,活用までのプロセス,及び組み込まれているコントロールを,書面上で,又は実際に追跡するものはどれか。
ア | ウォークスルー法 |
イ | チェックリスト法 |
ウ | 突合・照合法 |
エ | ドキュメントレビュー法 |
システム監査において,監査手続の適用に際して用いられる技法のうち,データの生成から入力,処理,出力,活用までのプロセス,及び組み込まれているコントロールを,書面上で,又は実際に追跡するものはどれか。
ア | ウォークスルー法 |
イ | チェックリスト法 |
ウ | 突合・照合法 |
エ | ドキュメントレビュー法 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | ウォークスルー法とは、システム監査において、データの生成から入力、処理、出力、活用までの一連の流れを、実際に追跡することによって、内部統制の有効性や手続の妥当性を確認する技法である。 問題文にある「データの生成から入力,処理,出力,活用までのプロセス,及び組み込まれているコントロールを,書面上で,又は実際に追跡するもの」という記述は、まさにウォークスルー法の特徴を正確に説明している。 |
イ | × | チェックリスト法とは、あらかじめ用意した質問票や確認項目に基づき、該当するか否かをチェックしていく監査技法である。網羅的な確認には有効だが、個々の項目を点検することが主目的であり、データの一連のプロセスを追跡するものではない。 |
ウ | × | 突合・照合法とは、二つ以上の独立した情報源を相互に突き合わせて、整合性や正確性を確認する監査技法である。特定の時点におけるデータの正確性を確認するのに用いられるが、データの生成から活用までの一連のプロセス全体を追跡するものではない。 |
エ | × | ドキュメントレビュー法は、業務マニュアル、設計書、手順書などの文書を精査して、統制手続や設計上の妥当性を評価する方法である。書面上で確認する点では問題文と共通する部分もあるが、主眼は文書の内容の妥当性や網羅性の評価にあり、実際のデータの流れやプロセスを追跡する活動ではない。 |
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