必ず受かる情報処理技術者試験

当サイトは、情報処理技術者試験に合格するためのWebサイトです。
ITパスポート試験,基本情報技術者,応用情報技術者,高度試験の過去問題と解答及び詳細な解説を掲載しています。
  1. トップページ
  2. ネットワークスペシャリスト
  3. 平成23年度秋季問題
  4. 平成23年度秋季解答・解説

平成23年度秋季解答

問題21

IPsecのAHに関する説明のうち、適切なものはどれか。

IPパケットを暗号化する対象部分によって、トランスポートモード、トンネルモードの方式がある。
暗号化アルゴリズムや暗号化鍵のライフタイムが設定される管理テーブルで、期間を過ぎると新しいデータに更新される。
暗号化アルゴリズムを決定し、暗号化鍵を動的に生成する鍵プロトコルで、暗号化通信を行う。
データの暗号化は行わず、SPI、シーケンス番号、認証データを用い、完全性の確保と認証を行う。

解答:エ

<解説>

問題へ

問題22

ECCメモリで、2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正するために用いるものはどれか。

偶数パリティ
垂直パリティ
チェックサム
ハミング符号

解答:エ

<解説>

× 偶数パリティとは、同じブロック内の1のビットの数が偶数になるようにパリティビットを付加したもの。1ビットの誤りを検出することができる。誤りの有無を検出する方式であり誤り訂正はできない。
× 垂直パリティとは、同じブロック内の1のビットの数が奇数になるようにパリティビットを付加したもの。1ビットの誤りを検出することができる。誤りの有無を検出する方式であり誤り訂正はできない。
× チェックサムとは、データを送受信する際の誤り検出方法の一つ。送信前にデータを分割し、それぞれのブロック内のデータを数値とみなして合計を取ったものである。誤りの有無を検出する方式であり誤り訂正はできない。
ハミング符号とは、情報を記録する際に、実際のデータに加えてエラーチェック用のコードを付加しておき、読み出したときにそれを検証して、正しいかどうかを判断する技術のこと。 ECC付きメモリーやRAID2などで使われる。2ビットの誤り検出機能と,1ビットの誤り訂正機能を持つ。

問題へ

問題23

グリッドコンピューティングの説明はどれか。

OSを実行するプロセッサ、アプリケーションを実行するプロセッサというふうに、それぞれの役割が決定されている複数のプロセッサによって処理を分散する方式である。
PCから大型コンピュータまで、ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散する方式である。
カーネルプロセスとユーザプロセスとの区別がなく、複数のプロセッサが基本的に同等なものとして振る舞うことができる処理方式である。
プロセッサ上でスレッド(プログラムの実行単位)レベルの並列化を実現し、プロセッサの利用効率を高める方式である。

解答:イ

<解説>

グリッドコンピューティングとは、ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことで仮想的に高性能コンピュータをつくり、利用者はそこから必要なだけ処理能力や記憶容量を取り出して使うシステムである。

× 水平機能分散システムの説明である。
グリッドコンピューティングの説明である。
× 水平負荷分散システムの説明である。
× 垂直機能分散システムの説明である。

問題へ

問題24

次のクラス図におけるクラス間の関係の説明のうち、適切なものはどれか。

“バス”、“トラック”などのクラスが“自動車”クラスの定義を引き継ぐことを、インスタンスという。
“バス”、“トラック”などのクラスの共通部分を抽出し“自動車”クラスとして定義することを、汎化という。
“バス”、“トラック”などのクラスは、“自動車”クラスに対するオブジェクトという。
“バス”、“トラック”などのそれぞれのクラスの違いを“自動車”クラスとして定義することを、特化という。

解答:イ

<解説>

問題へ

問題25

ソフトウェア開発組織の活動状態のうち、CMMIモデルにおける成熟度レベルが最も高いものはどれか。

作業成果物の状況が、主要なタスクの完了時点で管理層に対して見える状態になっている。
実績が定量的に把握されており、プロセスが組織的に管理されている。
プロセスが明文化されて、組織内の全ての人がそれを利用している。
プロセスを継続的に改善していくための仕組みが機能している。

解答:エ

<解説>

問題へ