必ず受かる情報処理技術者試験

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令和3年度秋季問題

問題9

ソフトウェアの規模の見積り方法のうち,利用者機能要件と機能プロセスに着目して,機能プロセスごとに①〜③の手順で見積りを行うものはどれか。

① データ移動を型として識別し,エントリ,エグジット,読込み及び書込みの4種類に分類する。

② データ移動の型ごとに,その個数に単位規模を乗じる。

③ ②で得た型ごとの値の合計を,機能プロセスの機能規模とする。

COCOMO
COSMIC法
積み上げ法
類推法

ソフトウェアの規模の見積り方法のうち,利用者機能要件と機能プロセスに着目して,機能プロセスごとに①〜③の手順で見積りを行うものはどれか。 ① データ移動を型として識別し,エントリ,エグジット,読込み及び書込みの4種類に分類する。 ② データ移動の型ごとに,その個数に単位規模を乗じる。 ③ ②で得た型ごとの値の合計を,機能プロセスの機能規模とする。

COCOMO
COSMIC法
積み上げ法
類推法

解答:イ

<解説>

× COCOMOとは開発に必要とする段階の数、各工程の難易度、あるいはチームの開発能力などを補正係数として掛け合わせて、工程数や人員を見積もる手法である。
COSMIC法とは、 ファンクションポイント法のひとつで,JIS X 0143:2013(ISO/IEC 19761:2011) 「ソフトウェア技術-COSMIC機能規模測定手法」として標準化されている技法。元々は組み込み用のソフトウェアの規模を測るための方法として提案されたも のだが、ビジネスアプリケーションの規模測定にも利用できる。 その特徴は,利用者や外部システムなどとシステムの間のデータ移動(エントリ, エグジット)と,ストレージとシステムの間のデータ移動(読込み,書込み)の数 に焦点を当てカウントしているところになる。
× 積み上げ法とは、開発すべき成果物(ソースコードやドキュメント等)を要素に分解し、それぞれの要素に必要な工数を積みあげて見積もる手法である。
× 類推法とは、,過去に経験した類似のシステムについてのデータを基にして、システムの相違点を調べ、同じ部分については過去のデータを使い、異なった部分については経験から難度と規模を推定して工数を見積もる手法である。