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令和5年度秋季問題

問題15

アジャイル開発のフレームワークであるスクラムのルールとして,適切なものはどれか。

1か月以内のスプリント
構造化言語による仕様の記述
頻緊なリファクタリング
ペアプログラミング

アジャイル開発のフレームワークであるスクラムのルールとして,適切なものはどれか。

1か月以内のスプリント
構造化言語による仕様の記述
頻緊なリファクタリング
ペアプログラミング

解答:ア

<解説>

スクラムとは、アジャイル開発の代表的なフレームワークであり、ソフトウェア開発などの複雑な課題に取り組むための軽量なマネジメント手法である。作業を「スプリント」と呼ばれる1か月以内の短い期間に区切って進める。

スクラムでは作業の反復単位を「スプリント」と呼び、1スプリントの期間は1か月以内と定められている。短い期間で計画・実装・レビューを繰り返すことで、進捗の透明性を高め、変更への迅速な対応を可能にする。
× 「構造化言語による仕様の記述」は、ウォーターフォール型開発で用いられる伝統的な手法の一つであり、スクラムにおけるルールではない。スクラムでは詳細な仕様を構造化言語で記述することは求められておらず、ユーザーストーリーなど軽量な方法で要件を表現するのが一般的である。
× 「頻緊なリファクタリング」は、アジャイル開発一般のプラクティスとしては推奨されるが、スクラムのルールとして定められたものではない。リファクタリングは品質改善の手段であり重要ではあるが、公式なスクラムガイドのルールには含まれない。
× ペアプログラミングはエクストリームプログラミング(XP)のプラクティスであり、スクラムのルールではない。スクラムとXPはともにアジャイル開発手法ではあるが、定義されているルールは異なる。