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平成21年度秋季解答
問題21
シリアルATAの説明として、適切なものはどれか。
ア | PCと周辺機器とを結ぶシリアルインタフェースであり、キーボード、マウス、スピーカ、プリンタ、CD-RWドライブなど多岐に渡る周辺装置を接続する。 |
イ | PCと周辺機器とを結ぶシリアルインタフェースであり、磁気ディスク装置、DVDドライブなどの高速な周辺装置を接続する。 |
ウ | PCと周辺機器とを結ぶシリアルインタフェースであり、ルータ又はモデムを接続する。 |
エ | PCとディジタルAV機器とを結ぶシリアルインタフェースであり、セットトップボックス、DVDプレーヤなどを接続する。 |
解答:イ
<解説>
シリアルATAは、コンピュータにハードディスク、SSDや光学ドライブを接続する為のインタフェース規格である。
ア | × | USBの説明である。 |
イ | ○ | シリアルATAの説明である。 |
ウ | × | RS-232Cの説明である。 |
エ | × | HDMIの説明である。 |
問題22
1台のCPUの性能を1とするとき、そのCPUをn 台用いたマルチプロセッサの性能P が
で表されるとする。ここで、a はオーバヘッドを表す定数である。例えば、a = 0.1、n = 4とすると、P ≒ 3なので、4台のCPUからなるマルチプロセッサの性能は約3になる。この式で表されるマルチプロセッサの性能には上限があり、n を幾ら大きくしてもある値以上には大きくならない。a = 0.1の場合、その値は幾らか。
ア | 5 |
イ | 10 |
ウ | 15 |
エ | 20 |
解答:イ
<解説>
よってa=0.1の時、n→∞にするとPはに近づく。
問題23
“納品”表と“顧客”表を自然結合するSQL文はどれか。
ア | SELECT * FROM 納品,顧客 WHERE 納品.顧客番号 = 顧客.顧客番号 |
イ | SELECT 顧客.顧客番号,納品.商品番号,納品.納品数量,顧客.顧客名 FROM 納品,顧客 WHERE 納品.顧客番号 <> 顧客.顧客番号 |
ウ | SELECT 顧客.顧客番号,納品.商品番号,納品.納品数量 FROM 納品 WHERE 納品.顧客番号 IN (SELECT 顧客番号 FROM 顧客) |
エ | SELECT 顧客.顧客番号,納品.商品番号,納品.納品数量,顧客.顧客名 FROM 納品,顧客 WHERE 納品.顧客番号 = 顧客.顧客番号 |
解答:エ
<解説>
自然結合は、二つの表の直積から両社に含まれる共通の列の値が一致する行を取り出して共通の列の重複を排除した者である。
ア | × | 納品表と顧客表の両方の顧客番号の列が取り出される。これは等結合である。 |
イ | × | 二つの表を結合して、顧客番号の一致しない行を取出している。 |
ウ | × | 納品表と顧客表を結合するのでFROM句には、納品表と顧客表が書かれる。 |
エ | ○ | 正しい。 |
問題24
IPアドレスからMACアドレスを取得するために用いるプロトコルはどれか。
ア | ARP |
イ | DHCP |
ウ | ICMP |
エ | RARP |
解答:ア
<解説>
問題25
パケットフィルタリング型ファイアウォールのフィルタリングルールを用いて、本来必要なサービスに影響を及ぼすことなく防げるものはどれか。
ア | 外部に公開していないサービスへのアクセス |
イ | サーバで動作するソフトウェアのセキュリティ脆弱性を突く攻撃 |
ウ | 電子メールに添付されたファイルのマクロウイルスの侵入 |
エ | 電子メール爆弾などのDoS攻撃 |
解答:ア
<解説>
パケットフィルタリングとは、ルータやファイヤーウォールなどを経由して行われる通信(データ・パケット)に対して、IPアドレスやポート番号などの情報によって、送られてきたパケットを中継(許可)するべきか、それとも遮断(拒否)するべきかの判断を行う機能である。
ア | ○ | 外部に公開していないサービスへのアクセスは、パケットフィルタリングによって防ぐことができる。 |
イ | × | サーバで動作するソフトウェアのセキュリティの脆弱性を突く攻撃は、正常な通信手段を使って行われる。 したがって、パケットフィルタリングによって防ぐことはできない。 |
ウ | × | 電子メールに添付されたファイルの中身までをパケットフィルタリングでは検査しない。 したがって、パケットフィルタリングによって防ぐことはできない。 |
エ | × | パケットフィルタリングで電子メールのパケットそのものを遮断することは可能だが正常な電子メールも遮断することとなる。 したがって、パケットフィルタリングによって防ぐことはできない。 |
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