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平成23年度秋季解答
問題16
エンタープライズアーキテクチャにおいて、ビジネスアーキテクチャの成果物である機能情報関連図(DFD)を説明したものはどれか。
ア | 業務・システムの処理過程において、情報システム間でやりとりされる情報の種類及び方向を図式化したものである。 |
イ | 業務を構成する各種機能を、階層化した3行3列の格子様式に分類して整理し、業務・システムの対象範囲を明確化したものである。 |
ウ | 最適化計画に基づき決定された業務対象領域の全情報(伝票、帳票、文書など)を整理し、各情報間の関連及び構造を明確化したものである。 |
エ | 対象の業務機能に対して、情報の発生源と到達点、処理、保管、それらの間の流れる情報を、統一記述規則に基づいて表現したものである。 |
解答:エ
<解説>
問題17
BCP策定に際して、目標復旧時間となるものはどれか。
ア | 災害時に代替手段で運用していた業務が完全に元の状態に戻るまでの時間 |
イ | 災害による業務の停止が深刻な被害とならないために許容される時間 |
ウ | 障害発生後のシステムの縮退運用を継続することが許容される時間 |
エ | 対策本部の立上げや判定会議の時間を除く、大気系への切換えに要する時間 |
解答:イ
<解説>
問題18
グリッドコンピューティングの説明はどれか。
ア | OSを実行するプロセッサ、アプリケーションを実行するプロセッサというふうに、それぞれの役割が決定されている複数のプロセッサによって処理を分散する方式である。 |
イ | PCから大型コンピュータまで、ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散する方式である。 |
ウ | カーネルプロセスとユーザプロセスとの区別がなく、複数のプロセッサが基本的に同等なものとして振る舞うことができる処理方式である。 |
エ | プロセッサ上でスレッド(プログラムの実行単位)レベルの並列化を実現し、プロセッサの利用効率を高める方式である。 |
解答:イ
<解説>
グリッドコンピューティングとは、ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことで仮想的に高性能コンピュータをつくり、利用者はそこから必要なだけ処理能力や記憶容量を取り出して使うシステムである。
ア | × | 水平機能分散システムの説明である。 |
イ | ○ | グリッドコンピューティングの説明である。 |
ウ | × | 水平負荷分散システムの説明である。 |
エ | × | 垂直機能分散システムの説明である。 |
問題19
光源からの光を微小な鏡に反射させ、その反射光を拡大投影する動作方式をとるプロジェクタはどれか。
ア | CRT |
イ | DLP |
ウ | LCD |
エ | PDP |
解答:イ
<解説>
ア | × | CRT (Cathode Ray Tube:陰極線管)は、ブラウン管を利用して表示する装置である。 |
イ | ○ | DLP(Digital Light processing)は、半導体製造技術を応用して 1 cm 角前後に数百万の可動ミラー(鏡)を敷き詰め、光を表面に反射させることで映画やプロジェクターのスクリーン、また、リアプロジェクションテレビの画面に動画を表示する装置である。 |
ウ | × | LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)は、2枚のガラス板の間に特殊な液体を封入し、電圧をかけることによって液晶分子の向きを変え、光の透過率を増減させることで像を表示する装置である。 |
エ | × | PDP(Plasma Display Panel:プラズマディスプレイ)は、ガラス板の間に封入した高圧の希ガスに高い電圧をかけて発光させる表示する装置である。 |
問題20
キャパシティプランニングで行うことはどれか。
ア | コンピュータシステムで、操作ミスや設計上の不具合などの障害が発生することをあらかじめ設定し、被害が最小限になるように対策を検討する。 |
イ | コンピュータシステムに効率よく投資するために、性能、経済性及び各調整を考えてシステムの構成を決定する。 |
ウ | コンピュータシステムのデータを適切に保護する観点から、誰にデータのアクセスを許可するか、データを暗号化して格納するか否かなどを決める。 |
エ | コンピュータシステムを複数台の機器で構成し、機器のうち1台が故障しても処理を続行したままで修理や故障した機器の交換ができるようにする。 |
解答:イ
<解説>
キャパシティプランニングとは、計画・開発中あるいは稼働中のITシステムに求められるサービス需要,サービスレベルからシステムリソースの処理能力や数量などを見積もり、最適なシステム構成を計画することである。
ア | × | フェールセーフ設計の説明である。 |
イ | ○ | キャパシティプランニングの説明である。 |
ウ | × | アクセス権管理の説明である。 |
エ | × | 冗長化設計の説明である。 |
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