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平成24年度秋季解答
問題1
DFDで用いられる図形要素を列記したものはどれか。
ア | 関連,実体,データストア |
イ | 関連,データストア,データフロー |
ウ | 源泉と吸収,実体,プロセス |
エ | 源泉と吸収,データフロー,プロセス |
解答:工
<解説>
問題2
ソフトウェア要求モデルに関する記述のうち,ペトリネットモデルの説明として,適切なものはどれか。
ア | 外界の事象をデータ構造として表現する,データモデリングのアプローチをとる。その表現は,エンティティ,関連及び属性で構成される。 |
イ | システムの機能を入力データから出力データへの変換とみなすとともに,機能を段階的詳細化に基づき階層的に分割していく。 |
ウ | 対象となる問題領域に対して,プロセスではなくオブジェクトを用いて解決を図るというアプローチをとる。 |
エ | 並行して進行する事象間の同期を表すことができ,その構造は2種類の節点をもつ有向2部グラフで表される。 |
解答:工
<解説>
問題3
要求分析・設計技法のうち,BPMNの説明はどれか。
ア | イベント・アクティビティ・分岐・合流を示すオブジェクトと,フローを示す矢印などで構成された図によって,業務プロセスを表現する。 |
イ | 木構造に基づいた構造化ダイアグラムであり,トップダウンでの機能分割やプログラム構造図,組織図などを表現する。 |
ウ | システムの状態が外部の信号や事象に対してどのように推移していくかを図で表現する。 |
エ | プログラムをモジュールに分割して表現し,モジュールの階層構造と編成,モジュール間のインタフェースを記述する。 |
解答:ア
<解説>
ビジネスプロセスモデリング表記法(英語: Business Process Modeling Notation:BPMN)とは、ワークフローとしてビジネスプロセスを描画するグラフィカルな標準記法である。BPMN は Business Process Management Initiative (BPMI) が開発し、Object Management Group (OMG) と BPMI が 2005年に合併した後は OMG が保守している。
BPMN の目的はすべてのビジネス関係者が容易に理解できる標準記法を提供することである。ビジネス関係者には、プロセスの作成・更新を行うビジネスアナリスト、プロセスの実装を行う技術者、プロセスを管理するマネージャなどが含まれる。さらに BPMN はビジネスプロセスと実装の間によく発生するコミュニケーションギャップを埋めることを意図している。
したがって、アが正解である。
問題4
ソフトウェアパターンのうち,GoFのデザインパターンの説明はどれか。
ア | Javaのパターンとして引数オブジェクト,オブジェクトの可変性などで構成される。 |
イ | オブジェクト指向開発のためのパターンとして生成,構造,振舞いの3カテゴリから構成される。 |
ウ | 構造,分散システム,対話型システム及び適合型システムの4カテゴリから構成される。 |
エ | 抽象度の異なる要素を分割して階層化するためのLayers,コンポーネント分割のためのBrokerなどで構成される。 |
解答:イ
<解説>
GoF(Gang of Four、4人組)のデザインパターンとは、オブジェクト指向のソフトウエア再利用について代表的なものを23のパターンにまとめたものです。効率的な生産性、再利用や修正などのメンテナンス性を考慮したオブジェクト指向のプログラミングをする時の模範となります。
したがって、イが正解である。
問題5
組込みシステムにおけるコデザインの説明として適切なものはどれか。
ア | 開発工程を分析,設計,開発,検証の工程に分けて順次行い,検証から再度分析に戻り,この工程を繰り返す手法 |
イ | 上流工程段階で,ハードウェアとソフトウェアとの機能分担を協調シミュレーションによって十分に検証する手法 |
ウ | ハードウェアとソフトウェアとの開発を独立に並行して行った後,両者を組み合わせて統合テストを行うことで,初めて仕様を満たしているかどうかの検証を行う手法 |
エ | 要求定義,設計,製作,試験,保守の順序で開発を進め,各工程でそれぞれの成果物を確認し,前工程には戻らないことを前提に各工程を完了させていく手法 |
解答:イ
<解説>
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