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平成27年度秋季解答
問題21
OLAPによって、商品の販売状況分析を商品軸、販売チャネル軸、時間軸、顧客タイプ軸で行う。 データ集計の観点を、商品、販売チャネルごとから、商品、顧客タイプごとに切り替える操作はどれか。
ア | ダイス |
イ | データクレンジング |
ウ | ドリルダウン |
エ | ロールアップ |
解答:ア
<解説>
OLAPとは、集計データを迅速かつ容易に表示することで、利用者に対して様々な情報分析機能を提供するシステムもしくはツールのことである。
ア | ○ | ダイスは表示している横軸と縦軸をさいころを転がすように入れ替えて表示する機能である。 |
イ | × | データクレンジングとは、データベースの中から誤りや重複を洗い出し、異質なデータを取り除いて整理することである。 |
ウ | × | ドリルダウンとは、データの集計レベルを1つずつ掘り下げて集計項目をさらに詳細にする操作・機能のことである。 |
エ | × | ロールアップに該当するコンピュータ関連用語はない。 |
問題22
CSMA/CAやCSMA/CDのLANの制御に共通しているCSMA方式に関する記述として、適切なものはどれか。
ア | キャリア信号を検出し、データの送信を制御する。 |
イ | 送信権を持つメッセージ(トークン)を得た端末がデータを送信する。 |
ウ | データ送信中に衝突が起こった場合は、直ちに再送を行う。 |
エ | 伝送路が使用中でもデータの送信はできる。 |
解答:ア
<解説>
CSMA方式は、通信路の使用状況を監視し、伝送路の空きを見つけてデータ伝送を行う方式であり、衝突を検出する機能を持つ。
CSMA方式の場合、データが同時に送信された場合には互いのデータが衝突し、壊れてしまうため、ネットワークが混雑すると急激に性能が低下する。
ア | ○ | CSMA方式の説明である。 |
イ | × | トークンパッシング方式の説明である。 |
ウ | × | データ送信中に衝突が起こった場合は、ランダムに再送を行う。 |
エ | × | 伝送路が使用中の場合はデータの送信はできない。 |
問題23
ファイルを送受信する際の情報漏えい対策のうち、適切なものはどれか。
ア | 送信者Aは、共通鍵暗号方式の鍵でファイルを暗号化し、鍵と一緒に暗号化ファイルを受信者Bへ送付する。 送受信Bは、受信した鍵で暗号化ファイルを復号する。 |
イ | 送信者Aは、公開鍵暗号方式において送信者Aが公開している鍵でファイルを暗号化し、暗号化ファイルを受信者Bへ送付する。 送受信Bは、受信者Bが秘密に管理している鍵で暗号化ファイルを復号する。 |
ウ | 送信者Aは、公開鍵暗号方式において送信者Aが秘密に管理している鍵でファイルを暗号化し、暗号化ファイルを受信者Bへ送付する。 送受信Bは、送信者Aが公開している鍵で暗号化ファイルを復号する。 |
エ | 送信者Aは、パスワードから生成した共通鍵暗号方式の鍵ファイルを暗号化し、暗号化ファイルを受信者Bへ送付する。 送受信Bは、送信者Aからパスワードの通知を別手段で受け、そのパスワードから生成した鍵で暗号化ファイルを復号する。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 送信者Aは、鍵をそのまま受信者Bに送付しているので、その鍵が盗聴されるリスクがある。 |
イ | × | 送信者Aは、公開鍵暗号方式において送信者Bが公開している鍵でファイルを暗号化し、暗号化ファイルを受信者Bへ送付する。 送受信Bは、受信者Bが秘密に管理している鍵で暗号化ファイルを復号する。 |
ウ | × | 送信者Aは、公開鍵暗号方式において送信者Bが公開している鍵でファイルを暗号化し、暗号化ファイルを受信者Bへ送付する。 送受信Bは、送信者Aが公開している鍵で暗号化ファイルを復号する。 |
エ | ○ | 正しい |
問題24
何らかの理由で有効期間中に失効したディジタル証明書の一覧を示すデータはどれか。
ア | CA |
イ | CP |
ウ | CPS |
エ | CRL |
解答:エ
<解説>
ア | × | CA(Certificate Authority:認証局)とは、ある者の公開鍵が,なりすました悪意者のものではなく,本当に本人のものであることを証明する第三者機関である。 |
イ | × | CP(Certificate Policy:証明書ポリシー)とは、電子証明書の利用目的、適用範囲、セキュリティレベル、認証局の責任など、認証局が電子証明書を発行する際の運用方針を示した文書のことである。 |
ウ | × | CPS(Certification Practice Statement:認証局運用規程とは、認証局がCPをどのように適用させていくのかという実施手順を示したものである。 |
エ | ○ | CRL(Certificate Revocation List:証明書失効リスト)とは、公開鍵基盤 (PKI) における失効した(信頼できない)公開鍵証明書のリスト(正確には、証明書のシリアル番号のリスト)である。 |
問題25
WAFの説明はどれか。
ア | Webアプリケーションへの攻撃を監視し阻止する。 |
イ | Webブラウザの通信内容を改ざんする攻撃をPC内で監視し検出する。 |
ウ | サーバのOSへの不正なログインを監視する。 |
エ | ファイルのウイルス感染を監視し検出する。 |
解答:ア
<解説>
WAF(Web Application Firewall)は、ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からウェブアプリケーションを保護するソフトウェアまたはハードウェアである。
ア | ○ | WAFの説明である。 |
イ | × | パーソナルファイアウォールの説明である。 |
ウ | × | ホスト型IDSの説明である。 |
エ | × | ウイルス対策ソフトの説明である。 |
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