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平成21年度春季問題

問題7

リスク対策をリスクコントロールとリスクファイナンスに分けた場合、リスクファイナンスに該当するものはどれか。

システムが被害を受けた場合を想定して保険をかけた。
システム被害につながるリスクの発生を抑える対策に資金を投入した。
システムを復旧するのに掛かった費用を金融機関から借り入れた。
リスクが顕在化した場合のシステム被害を小さくする対策に資金を投入した。

リスク対策をリスクコントロールとリスクファイナンスに分けた場合、リスクファイナンスに該当するものはどれか。

システムが被害を受けた場合を想定して保険をかけた。
システム被害につながるリスクの発生を抑える対策に資金を投入した。
システムを復旧するのに掛かった費用を金融機関から借り入れた。
リスクが顕在化した場合のシステム被害を小さくする対策に資金を投入した。

解答:ア

<解説>

リスクマネジメントの方法は「リスクコントロール」と「リスクファイナンス」の2種類に大きく分けられます。

リスクコントロールとは損害の発生を抑制する、あるいは損害を最小限に留める対策のことです。リスクコントロールの中には、リスクを排除して損失が発生する確率をなくす「回避」、リスクに対して予防措置を講じて損失が発生する確率を低減する「損失防止」、リスクによる損失を軽減させる「損失低減」、リスクの発生源を分散させる「分離・分散」という方法があります。

リスクファイナンスとは、想定外の事態が起こった際に生じた損失を補填するための資金を用意しておくことです。リスクファイナンスはさらに「保有」と「移転」という2つの方法に分けられます。保有とは自社で積み立てなどを行って、損失を補填するための資金を用意することです。移転は保険に加入して保険料を支払い、損害が発生した場合に保険会社に補填してもらうことを指します。

したがって、アが正解である。