分散データベースの透過性
データベースシステムが分散した複数のシステムから構成されていることを利用者に意識させないことを分散透過性という。
分散データベースの透過性には次のものがある。
- アクセス透過性
- 利用者が同じ方法でアクセスできる。
- 位置透過性
- データの存在する場所を知らなくてもアクセスできる。
- 重複透過性(複製透過性)
- データが複数のサーバに重複して格納されていたとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 分割透過性
- データが複数に分割されて保存されていたとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 移動透過性
- データを格納しているサーバが変わっても、アプリケーションプログラムを変更することなく利用できる。
- 平行透過性
- 複数のサイトから同時に並行して操作することが可能である。
- 障害透過性
- サーバが障害で停止し別のサーバに切り替わったとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 規模透過性
- アプリケーションやOSの構成に影響を与えることなくシステムの規模を変更できる。
- データモデル透過性
- 各サイトのデータモデルが、リレーショナルモデル、階層モデル、ネットワークモデル、ランダムファイルなどのように異なっていても、利用者が意識することなく利用できる。
「分散データベースの透過性」関連の過去問題
お問い合わせ