ディジタルフォレンジックスでハッシュ値を利用する目的として、適切なものはどれか。
ア | 一方向性関数によってパスワードを変換して保存する。 |
イ | 改変された証拠を復元する。 |
ウ | 証拠と原本との同一性を証明する。 |
エ | パスワードの盗聴の有無を検証する。 |
デジタルフォレンジックとは、不正アクセスや機密情報漏洩などコンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、原因究明や捜査に必要な機器やデータ、電子的記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術の総称である。
ア | × | 一方向性関数によってパスワードを変換して保存するのは、変換したパスワードを保存したファイルを盗み読まれてもパスワードの内容を知られないようにするためである。 |
イ | × | データのハッシュ値があれば、証拠となるデータが改変されたことはわかるが復元することはできない。 |
ウ | ○ | 正しい。 |
エ | × | パスワードの盗聴の有無を検証するのは、アクセスログやネットワークログを検証する必要がある。 |