家庭内で、PCを無線LANとブロードバンドルータを介してインターネットに接続するとき、期待できるセキュリティ上の効果の記述のうち、適切なものはどれか。
ア | IPマスカレード機能による、インターネットからの不正侵入に対する防止効果 |
イ | PPPoE機能による、経路上の盗聴に対する防止効果 |
ウ | WPA機能による、不正なWebサイトへの接続に対する防止効果 |
エ | WPS機能による、インターネットからのウイルス感染に対する防止効果 |
ア | ○ | IPマスカレード機能とは、インターネットと直接通信ができるグローバルIPアドレス・TCP/UDPポート番号と、組織内のみで利用できるプライベートアドレス・TCP/UDPポート番号の変換を行う技術である。 IPマスカレード機能により、PCのプライベートアドレスが外部に漏れることはなくなるので、インターネットからの不正侵入に対する防止効果がある。 |
イ | × | PPPoE機能とは、PPP(Point to Point Protocol)(=一般的にダイヤルアップ接続において、ユーザIDとパスワードを用いて認証し、接続する際に用いられるプロトコル)の認証機能などを、一般にLANなどで使用されているEthernet上でも利用できるようにしたプロトコルである。データの暗号化の機能はない。 |
ウ | × | WPA(Wi-Fi Protected Access)とは、Wi-Fi Alliance の監督下で行われている認証プログラム。 WPA機能では、経路上の盗聴を防止することはできるが、不正なWebサイトへの接続を防ぐことはできない。 |
エ | × | WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは、無線自動設定を簡単に行える機能である。 インターネットからのウイルス感染に対する防止効果はない。 |