システム開発のプロジェクトにおいて、EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。 開発途中のある時点でCV(コスト差異)の値が正、SV(スケジュール差異)の値が負であるとき、プロジェクトはどのような状況か。
ア | 開発コストが超過し、さらに進捗も遅れているので、双方について改善するための対策が必要である。 |
イ | 開発コストと進捗がともに良好なので、今のパフォーマンスを維持すればよい。 |
ウ | 開発コストは問題ないが、進捗に遅れが出ているので、遅れを改善するための対策が必要である。 |
エ | 進捗は問題ないが、開発コストが超過しているので、コスト効率を改善するための対策が必要である。 |
EVM(Earned Value Management:アーンドバリュー分析)とは、プロジェクトマネジメントにおいて進捗状況の把握・管理を行う手法である。
EVMでは、コスト,スケジュール(進捗)の両面からプロジェクトの状況とパフォーマンスを数値化することができる。
EVMで使用される主な用語は次のとおりである。
したがって、開発途中のある時点でCV(コスト差異)の値が正の場合は開発コストは問題がなく、SV(スケジュール差異)の値が負であるときは、進捗に遅れが出ているので、遅れを改善するための対策が必要である。したがって、ウが正解である