必ず受かる情報処理技術者試験

問題30

ポケットスタディ 基本情報午後・要点整理―即効!7つの知識 (情報処理技術者試験)

チェックポイントを取得するDBMSにおいて、図のような時間経過でシステム障害が発生した。 前進復帰(ロールフォワード)によって障害回復できるすべてのトランザクションはどれか。

T1
T2とT3
T4とT5
T5

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解答:ウ

ロールフォワードは、データベースで障害が起きたときの対処法のひとつで、どこかの時点のバックアップを適用して障害が起きる前の状態に一旦戻し、それ以降の処理を再現することで障害が起きていないデータベースを復活させること。

主な特徴は次のとおりである。

  • 障害発生直前までに完了していた更新を復元する
  • 更新後ログを利用する

ロールフォワードの対象となるのは、障害の発生時より前にコミットされたトランザクションのみである。

それを踏まえると、各トランザクションは次のようになります。

  T1 チェックポイント前にコミットざれているので,障害が発生してもその影響を受けません。
この問題の対象外のトランザクションです。
  T2 チェックポイント前に開始して,障害発生時点ではコミットされていないので処理は終
了していません。
この障害回復は後進復帰(ロールバック)で行いう。
  T3 チェックポイント前に開始して,障害発生時点ではコミットされていないので処理は終
了していません。
この障害回復は後進復帰(ロールバック)で行いう。
  T4 チエックポイント前に聞始して、障害が発生する前にコミットされて処理が終了してい
ます。
この場合は,前進復帰によって障害回復をします。
  T5 チエックポイント後に開始していますが、障害が発生する前にコミットされて処理が終了しています。
この場合は,前進復帰によって障害回復をします。

したがって、ウが正解である。

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