PCの省電力機能に関する次の記述のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
PCの電源を切る直前の作業状態を補助記憶装置に保存しておき、次に電源を入れたときにこの内容を読み出して電源を切る直前の状態に戻して使用可能とする機能を[ a ]という。
また、作業を中断して省電力モードに移行する際、移行直前の作業状態を主記憶装置に記憶し、作業再開時に速やかにPCを移行直前に戻して使用可能とする機能を[ b ]という。
各選択肢の説明を下記に記す。
- スタンバイ
- スタンバイ状態(サスペンド)のことである。グラフィックス機能やハードディスク、そのほかのデバイスの電源をオフにすることで、消費電力を抑えるモードである。ただし、メモリ には電力が供給され、実行中のデータがそのまま保持されるため、電源オフ/オンと違って作業を中断した状態からの再開が可能である。
スタンバイ状態からの復帰も数秒程度と速い。- ミラーリング
- 2台のディスクに同じデータを同時に書込み,信頼性を向上させる方式
- ストライピング
- データを分割して記録することである。
- ハイパネーション
- 休止状態(ハイバネーション)のことである。ハードディスク上にメモリの内容を退避してから、メモリを含む各デバイスの電源をオフにするモードである。
スタンバイ状態とは異なり、完全に電源オフと同様の状態となるので、休止状態への移行や復帰に時間がかかってしまう。
したがって、[ a ],[ b ]は次のようになる。正解はウである。
PCの電源を切る直前の作業状態を補助記憶装置に保存しておき、次に電源を入れたときにこの内容を読み出して電源を切る直前の状態に戻して使用可能とする機能を[a:ハイパネーション]という。
また、作業を中断して省電力モードに移行する際、移行直前の作業状態を主記憶装置に記憶し、作業再開時に速やかにPCを移行直前に戻して使用可能とする機能を[b:スタンバイ ]という。