システム移行方式のうち、パイロット移行方式について説明したものはどれか。
ア | 機能的に閉じたサブシステム単位に、短期間で順次移行していくので、運用部門の負荷が少なく、問題が発生しても当該サブシステム内に抑えることができる。 |
イ | 限定した部門で新システムを導入・観察した後にほかの全部門を移行するので、移行に関する問題が発生しても影響範囲を局所化できる。 |
ウ | 新・旧両システム分のリソースを用意し、並行稼動されるので、新システムで問題が発生しても業務への影響を最小にできる。 |
エ | ほかの移行方式に比べると移行期間は短くできるが、事前に全部門との間で詳細な計画を立てるとともに、新システムに高い信頼性が要求される。 |
代表的な移行方式には、一斉移行方式,段階的移行方式,平行運用方式がある。
移行方式 内容 一斉移行方式 一挙に新システムの切り替えを行う方式。 段階的移行方式 業務単位,地域単位,サブシステム単位などで順次に移行していく方式。 平行運用方式 新旧両方のシステムを平行稼働させ問題なければ移行する方式。
パイロット移行方式は、段階的移行方式の一つである。一部の限定した部門でシステムを導入し観察しながら、問題ないと判断したうえで、全部門の移行を行う方式のことである。
ア | × | 段階的移行方式に関する説明である。 |
イ | ○ | パイロット移行方式に関する説明である。 |
ウ | × | 平行運用方式に関する説明である。 |
エ | × | 一斉移行方式に関する説明である。 |