必ず受かる情報処理技術者試験

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平成24年度秋季解答

問題21

8ビットのD/A変換器を使って、電圧を発生させる。 使用するD/A変換器は、最下位の1ビットの変化で10ミリV変化する。 データに0を与えたときの出力は0ミリVである。 データに16進表示で82を与えたときの出力は何ミリVか。

820
1,024
1,300
1,312

解答:ウ

<解説>

D/A変換器は、ディジタルデータをアナログデータに変換する装置である。

  1. データは16進数で82なので2進数に直すと「1000 0010」となる。
  2. 2進数では、各桁の重みは最下位ビットから2バイトずつ増えていくので、最下位ビットが10ミリVだとすると8ビットの変換器の各ビットの電圧は次のようになる。
  3. 各ビットの出力を加算して出力する。
    1280+20=1300

したがって、ウが正解である。

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問題22

真理値表に示す3入力多数決回路はどれか。

解答:ア

<解説>

3入力多数決回路は、3つの入力のうち、0のほうが多い時0、1の方が多い時は1を出力する回路である。

A=1,B=0,C=0として出力結果を調査する。0のほうが多いので結果としては0になる必要がある。

(A and B) or (B and C) or (C and A)
=(1 and 0) or (0 and 0) or (0 and 1)
=0 or 0 or 0
=0
× (A xor B) or (B xor C) or (C xor A)
=(1 xor 0) or (0 xor 0) or (0 xor 1)
=1 or 0 or 1
=1
× (A or B) and (B or C) nand (C or A)
=(1 or 0) and (0 or 0) nand (0 or 1)
=1 and 0 nand 1
=1
× (A xor B) and (B xor C) nand (C xor A)
=(1 xor 0) and (0 xor 0) nand (0 xor 1)
=1 and 0 nand 1
=1

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問題23

視覚障がい者に対してWebコンテンツの情報アクセシビリティを向上させるための配慮のうち、適切な例はどれか。

写真やイラストを多く取り入れたので、それらに対する代替テキストを付けなかった。
多数の項目を列挙する際に、リスト形式の代わりに、表形式を使用した。
文書のレイアウトが複雑であり、正しい読上げ順になるようにHTMLで記述するのが難しかったので、タグ付きPDFを使用した。
見出しの表現には、見出し要素(例 H1~H6)を用いず、フォントの相対サイズ(例 font-size:200%)を用いて大きい文字にした。

解答:ウ

<解説>

× 写真やイラストが多い場合でも、代替テキスト(画像の内容を説明する文字列)を設定するべきである。
× 多数の項目を列挙する際には、リスト形式を用いるべきである。リスト形式の方が読み上げソフトの可読性が高くなる。
文書のレイアウトが複雑であり、正しい読上げ順になるようにHTMLで記述するのが難しかったので、タグ付きPDFを使用した。
× 見出しの表現には、見出し要素を用いるべきである。読み上げソフトでは見出し要素を協調して読み上げるなどの機能がある。

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問題24

コンピュータグラフィックスの要素技術に関する記述のうち、適切なものはどれか。

アンチエイリアシングは、周囲の画素との平均値演算などを施すことで、斜め線や曲線のギザギザを目立たなくする。
メタボールは、光の相互反射を利用して物体表面の光エネルギーを算出することで、表面の明るさを決定する。
ラジオシティは、光源からの光線の経路を計算することで光の反射や透過などを表現し、物体の形状を描画する。
レイトレーシングは、物体を球やだ円体の集合として擬似的にモデル化する。

解答:ア

<解説>

アンチエイリアシングは、周辺の画素との平均化演算などを施すことで、斜め線や曲線のギザギザを目立たなくする。
× ラジオシティは、光の相互反射を利用して物体表面の光のエネルギーを算出することで、表面の明るさを決定する。
× レイトレーシングは、光源からの光線の経路を計算することで光の反射や透過などを表現し、物体の形状を描画する。
× メタボールは、物体を球やだ円体の集合として擬似的にモデル化する。

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問題25

ストアドプロシージャの利点はどれか。

アプリケーションプログラムからネットワークを介してDBMSにアクセスする場合、両者間の通信量を減少させる。
アプリケーションプログラムから一連の要求を一括して処理することによって、DBMS内のアクセスパスの数を減少させる。
アプリケーションプログラムからの一連の要求を一括して処理することによって、DBMS内の必要バッファ数を減少させる。
データが格納されているディスク装置へのI/O回数を減少させる。

解答:ア

<解説>

ストアドプロシージャ機能は、データベースに対する一連の処理手順を一つのプログラムにまとめ、データベース管理システムに保存したもの。通常のようにSQL文を一つずつ送るのに比べて、ネットワークのトラフィックを削減できる。また、サーバ上で構文解析や機械語への変換を前もって終わらせておくため、処理時間の軽減にもつながる。

したがって、アが正解である。

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