必ず受かる情報処理技術者試験

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平成27年度春季解答

問題71

ある期間の生産計画において、図の部品表で表わされる製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。 ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が25個あり、ほかの在庫残、仕掛残、注文残、引当残などはないものとする。

80
90
95
105

解答:イ

<解説>

  1. 製品Aの需要量が10個なので、ユニットBは、40個,ユニットCは10個必要である。
    ユニットB:10個×4個=40個
    ユニットC:10個×1個=10個
  2. ユニットBは、在庫残が5個あるので35個作成すればよい。ユニットBを作成するために部品Dは、3×35=105個必要である。
  3. ユニットCは、在庫残がないので10個作成すればよい。ユニットCを作成するために部品Dは、1×10=10個必要である。
  4. 2と3より部品Dの所要量は105+10=115個である。
  5. 部品Dは在庫残が25個あるので、115-25=(イ)90個

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問題72

“かんばん方式”を説明したものはどれか。

各作業の効率を向上させるために、仕様が統一された部品、半製品を調達する。
効率よく部品調達を行うために、関連会社から部品を調達する。
中間在庫を極力減らすために、生産ラインにおいて、後工程が自工程の生産に合わせて、必要な部品を前工程から調達する。
より品質の高い部品を調達するために、部品の納入指定業者を複数定め、競争入札で部品を調達する。

解答:ウ

<解説>

かんばん方式とは、生産現場で、連続する工程間の仕掛在庫を最少にするための仕組みである。

中間在庫を極力減らすために、生産ラインにおいて、後工程が自工程の生産に合わせて、必要な部品を前工程から調達する。

前工程は後工程から回ってくるかんばんの指示量に備え、自工程の在庫を最小限に抑えながら生産しておく必要がある。

× 部品の仕様の統一の説明である。
× 関連会社からの部品の調達の説明である。
かんばん方式の説明である。
× 競争入札の説明である。

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問題73

EDIを実施するための情報表現規約で規定されるべきものはどれか。

企業間取引の契約内容
システムの運用時間
伝送制御手順
メッセージの形式

解答:エ

<解説>

EDI(Electronic Data Interchange)は、標準化された規約に基づいて電子化されたビジネス文書(注文書や請求書など)をやり取りすること、またこうした受発注情報を利用して企業間取引を行うことである。

EDIには大きく分けて以下の4つの規約(階層)がある。

レベル1 情報伝達規約
通信プロトコルに関する取り決め
レベル2 情報表現規約
メッセージ形式やデータコードに関する取り決め
レベル3 業務運用規約
どんな情報をやり取りするか、情報の訂正方法やエラーの扱いなどの業務やシステムの運用に関する取り決め
レベル4 取引基本規約
検収時期、支払時期、支払方法など企業間のEDI取引の法的有効性を確立するための取り決め
× 取引基本規約で規定されるべきものである。
× 業務運用規約で規定されるべきものである。
× 情報伝達規約で規定されるべきものである。
情報表現規約で規定されるべきものである。

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問題74

ディジタルサイネージの説明として、適切なものはどれか。

情報技術を利用する機会又は能力によって、地域間又は個人間に生じる経済的又は社会的な格差
情報の正当性を保証するために使用される電子的な署名
ディスプレイに映像、文字などの情報を表示する電子看板
不正利用を防止するためにデータに識別情報を埋め込む技術

解答:ウ

<解説>

屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で、ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアを総称して 「デジタルサイネージ」と呼ぶ。

× ディジタルディバイド(情報格差)の説明である。
× ディジタル署名の説明である。
ディジタルサイネージの説明である。
× ステガノグラフィの説明である。

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問題75

横軸にロットの不良率、縦軸にロットの合格率をとり、抜取検査でのロットの品質とその合格率の関係を表したものはどれか。

OC曲線
バスタブ曲線
ポアソン分布
ワイブル分布

解答:ア

<解説>

OC曲線(Operating Characteristic Curve)とは、抜き取り検査の際にロット毎の品質と、そのロットが合格する確率の関係性を示す曲線である。
× バスタブ曲線(故障率曲線)とは、時間が経過することによって起こってくる機械や装置の故障の割合の変化をしめすグラフのうち、その形が浴槽の形に似ている曲線のことである。
× ポアソン分布とは、ランダムに発生する事象の発生回数の確立分布として用いられる分布である。1日当たりの交通事故死亡者数や単位時間あたりに窓口に来る客の数などを示す。
× ワイブル分布とは、物体の強度や時間経過による物体の劣化現象などを定量的に示すために用いられる確率分布である。

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