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平成28年度秋季問題

問題54

PMBOKによれば、脅威となるマイナスのリスクと、好機となるプラスのリスクの、どちらのリスクに対しても採用される戦略はどれか。

回避
共有
受容
転嫁

PMBOKによれば、脅威となるマイナスのリスクと、好機となるプラスのリスクの、どちらのリスクに対しても採用される戦略はどれか。

回避
共有
受容
転嫁

解答:ウ

<解説>

PMBOKでは、損失が発生する事象だけでなく、自社に利益をもたらす事象のリスクとして定義している。

損失が発生する事象をマイナスのリスク、利益をもたらす事象をプラスのリスクという。

マイナスのリスクに対する対応戦略には次のものがある。

リスク回避
リスクそのものを発生させなくさせること
リスク転嫁
リスク発生時の影響,損失,責任の一部または全部を他社に肩代わりさせること
リスク軽減
リスクの発生確率及び影響度を受容できるレベルまで低減させること
リスク受容
軽微なリスクに対してはあえて対策を行なわずリスクが発生した場合の損失は自社で負担すること

 

プラスのリスクに対する対応戦略には次のものがある。

リスク活用
好機が確実に来るように対応をすること
リスク共有
好機の発生確率や影響を増大、最大化する対応をすること
リスク強化
好機のプラスの影響を増加させたり、その発生確率を高める対応をすること
リスク受容
積極的な利用はしないが、好機が実現したときにはその利益を享受しようとする対応をすること

脅威となるマイナスのリスクと、好機となるプラスのリスクの、どちらのリスクに対しても採用される戦略はウ)受容である。

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