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平成22年度春季解答
問題21
A社のWebサーバは、認証局で生成したWebサーバ用のディジタル証明書を使ってSSL/TLS通信を行っている。PCがA社のWebサーバにSSL/TLSを用いてアクセスしたとき、サーバのディジタル証明書を入手した後に、認証局の公開鍵を利用しPCが行う処理はどれか。
ア | 暗号化通信に利用する共通鍵を生成し、認証局の公開鍵を使って暗号化する。 |
イ | 暗号化通信に利用する共通鍵を認証局の公開鍵を使って復号する。 |
ウ | ディジタル証明書の正当性を認証局の公開鍵を使って検証する。 |
エ | 利用者が入力、送付する秘匿データを認証局の公開鍵を使って暗号化する。 |
解答:ウ
<解説>
SSL(Secure Sockets Layer)とTLS(Transport Layer Security) とは、インターネット上で通信を暗号化し、第三者による通信内容の盗み見や改ざんを防ぐ技術です。SSL/TLSを利用すると、ウェブサイトから入力する個人情報やクレジットカード情報などの大切なデータを安全にやりとりできます。
ア | × | 共通かぎの元となるランダムデータを暗号化するのに用いるのは、証明書に含まれるサーバの公開鍵である。 |
イ | × | 共通かぎの元となるランダムデータはPC側で生成する。 |
ウ | ○ | 証明書が認証局の公開鍵で複合できることを確認し、正当性を検証する。 |
エ | × | 秘匿データは共通かぎ暗号で暗号化する。 |
問題22
ストレージのインタフェースとして用いられるFC(Fiber Channel)の説明はどれか。
ア | TCP/IPの上位層として用いられる。 |
イ | 接続形態は、スイッチを用いたn対n接続に限られる。 |
ウ | 伝送媒体はツイストペア又は光ファイバを用いることができる。 |
エ | 物理層としてパラレルSCSIを用いることができる。 |
解答:ウ
<解説>
問題23
コンピュータシステムにおいて、性能改善手法を適用した機能部分の全体に対する割合をR (0 < R < 1)、その部分の性能改善手法適用前に対する適用後の性能比をA とする。 このとき、システム全体の性能改善手法適用前に対する適用後の性能比を表す式はどれか。
解答:イ
<解説>
問題より次の予測ができる。
- R=0(全く改善をしなかった場合)の場合に、性能比は1倍となる。
- R=1(全部改善した場合)の場合に、性能比はAとなる。
- A=1とすれば性能改善手法を適用しても性能は変化しないので、性能比は1となる。
各選択肢の性能比は次のようになる。
問題24
共通フレーム2007のシステム方式設計において、“システム方式の評価”の際に考慮する項目はどれか。
ア | システム要件との一貫性 |
イ | 取得ニーズとの一貫性 |
ウ | ソフトウェア品目の要件と外部一貫性 |
エ | 方式設計との外部一貫性 |
解答:ア
<解説>
問題25
SOA(Service Oriented Architectur)の説明はどれか。
ア | Webサービスを利用するためのインタフェースやプロトコルを規定したものである。 |
イ | XMLを利用して、インターネット上に存在するWebサービスを検索できる仕組みである。 |
ウ | 業務機能を提供するサービスを組み合わせることによって、システムを構築する考え方である。 |
エ | サービス提供者と委託者との間でサービス内容、範囲及び品質に対する要求水準を明確にして、あらかじめ合意を得ておくことである。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | WSDL(Web Services Description Language)の説明である。 |
イ | × | UDDI(Universal Description, Discovery, and Integration)の説明である。 |
ウ | ○ | SOA(Service Oriented architecture)の説明である。 |
エ | × | SLA(Service Level Agreement)の説明である。 |
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