必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度春季解答

問題1

MPUの高速化技術の一つであるスーパスカラの特徴として適切なものはどれか。

同時に実行可能な複数の動作をまとめて一つの命令として実行する。
独立した複数の命令ストリームを用意し、これらの実行を適宜切り替えながら行う。
パイプラインの深さを増やすとともに、パイプラインピッチを短くして、平均命令実行時間を短縮する。
パイプラインを複数用意し、同時に複数の命令を実行する。

解答:エ

<解説>

スーパスカラとは、プロセッサの中に複数の処理系統(パイプライン)を用意し、複数の命令を並列に処理することである。

× VLIW(Very Long Instruction Word:超長命令語)の説明である。
× マルチスレッドの説明である。
× スーパパイプラインの説明である。
スーパスカラの説明である。

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問題2

同一メモリ上で転送するとき、転送元の開始アドレス、転送先の開始アドレス、方向フラグ及び転送語数をパラメタとして指定することでブロック転送が行えるCPUがある。 図のようにアドレス1001から1004の内容をアドレス1003から1006に転送する場合、パラメタとして適切なのものはどれか。 ここで、転送は開始アドレスから1語ずつ行われ、方向フラグに0を指定するとアドレスの昇順に、1を指定するとアドレスの降順に転送を行うものとする。

解答:エ

<解説>

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問題3

コンピュータの命令実行順序として、適切なものはどれか。

オペランド読出し → 命令の解読 → 命令フェッチ → 命令の実行
オペランド読出し → 命令フェッチ → 命令の解読 → 命令の実行
命令フェッチ → オペランド読出し → 命令の解読 → 命令の実行
命令フェッチ → 命令の解読 → オペランド読出し → 命令の実行

解答:エ

<解説>

コンピュータの命令実行順序は

  1. プログラムの命令をプログラムが格納されているメモリから読み出す(命令フェッチ)
  2. 読み出した命令をCPU内で処理できる形に変形する(命令の解読(デコード))
  3. 必要なデータを取り出してレジスタに格納する(オペランド読出し)
  4. 実際に命令を処理する(命令実行)

の順に行われる。

したがって、エが正解である。

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問題4

容量64kバイト、ブロックサイズ32バイトのキャッシュメモリをもつ32ビットMPUが、主記憶から1Mバイトの32ビット整数型配列データとして読み出した。このとき、キャッシュメモリのミスヒット率は何%か。ここで、配列データ以外のデータはレジスタに割り当てられているものとし、kは210、Mは220を表す。

0.006
0.05
6.4
12.5

解答:エ

<解説>

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問題5

バス幅が16ビット、メモリサイクルタイムが80ナノ秒で連続して動作できるメモリがある。
このメモリのデータ転送速度は何Mバイト/秒か。
ここで、Mは106を表す。

12.5
25
160
200

解答:イ

<解説>

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