必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度春季解答

問題21

絶対パス名 ¥a¥a¥b¥c を持つディレクトリがカレントディレクトリであるとき、相対パス .¥..¥..¥¥a¥b¥file をもつファイルを絶対パス名で表現したものはどれか。
ここで、ディレクトリ及びファイルの指定方法は、次の規則に従うものとする。

〔ディレクトリ及びファイルの指定方法〕
(1) ファイルは,“ディレクトリ名¥"…¥ディレクトリ名¥ファイル名”のように,経路上のディレクトリを順に“¥”で区切って並べた後に“¥”とファイル名を指定する。
(2) カレントディレクトリは“.”で表す。
(3) 1階層上のディレクトリは“..”で表す。
(4) 始まりが“¥”のときは,左端にルートディレクトリが省略されているものとする。
(5) 始まりが"¥",".",".."のいずれでもないときは,左端にカレントディレクトリ配下であることを示す".¥"が省略されているものとする。
¥a¥b¥file
¥a¥a¥b¥file
¥a¥a¥a¥b¥file
¥a¥a¥b¥a¥b¥file

解答:ウ

<解説>

下図より、赤点の線が相対パス .¥..¥..¥¥a¥b¥file をもつファイルを絶対パス名で表現したものと分かる。
よってウが正解である。

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問題22

図はプログラムを翻訳して実行するまでの流れを示したものである。コンパイラ,リンカ,ローダの入出力の組合せとして,適切なものはどれか。

解答:ア

<解説>

空欄a
コンパイラは,原始プログラムをコンピュータが理解できる機械語に変換する。変換されたプログラムは,目的プログラムと呼ばれる。
空欄b
複数のプログラムから共通して利用される各種機能は,ライブラリモジュールとして別に提供されている。そこで,リンカによって目的プログラムとライブラリモジュールを結合する。
空欄c
リンカによって完成したモジュールはロードモジュールと呼ばれる。

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問題23

OSI によるオープンソースソフトウェアの定義に従うとき,適切なものはどれか。

ある特定の業界向けに作成されたオープンソースソフトウェアは,ソースコードを公開する範囲をその業界に限定することができる。
オープンソースソフトウェアを改変し再配布する場合,元のソフトウェアと同じ配布条件となるように,同じライセンスを適用して配布する必要がある。
オープンソースソフトウェアを第三者が製品として再配布する場合,そのオープンソースソフトウェアの開発者は第三者に対してライセンス費を請求することができる。
社内での利用などのようにオープンソースソフトウェアを改変しても再配布しない場合,改変部分のソースコードを公開しなくてもよい。

解答:エ

<解説>

Open Source Initiative (OSI) は、オープンソース・ライセンスの要件として、以下のような定義 "The Open Source Definition(OSD)" を掲げている。

  1. 自由な再頒布ができること
  2. ソースコードを入手できること
  3. 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
  4. 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
  5. 個人やグループを差別しないこと
  6. 適用領域に基づいた差別をしないこと
  7. 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
  8. 特定製品に依存しないこと
  9. 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
  10. 技術的な中立を保っていること
× 個人やグループを差別してはいけない。
× 必ずしも同じライセンスを適用して配布する必要はない。
× 再配布において追加ライセンスを必要としない
 

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問題24

図の論理回路と同じ出力が得られる論理回路はどれか。ここで, は、論理積(AND), は論違和(OR), は否定(NOT)を表す。

解答:イ

<解説>

解説省略。

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問題25

図に示す1けたの2進数 x と y を加算し,z(和の1けた目)及び c (けた上げ)を出力する半加算器において,A と B の素子の組合せとして,適切なものはどれか。

解答:ア

<解説>

2進数 x と y と z(和の1けた目)及び c (けた上げ)の関係は次のようになる。

素子Aの出力であるzはxとyの値が異なるとき1となるので,素子Aは排他的論理和である。

素子Bの出力であるcはxとyの値がともに1のときのみ1となるので,素子Bは論理積である。

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