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平成22年度春季問題
問題98
健康食品メーカのS社の企画部では、健康菓子事業の戦略立案を進めており、自社の状況を、SWOT分析での強み、弱み、機会、脅威に分類して認識して、採るべき戦略を検討して二つの方針案を作成した。
S社の状況と方針案の概要は、次のとおりである。
[S社の状況] | ||
(1) | 営業拠点数が他社よりも少ない。 | |
(2) | 競合するT社の健康菓子事業の撤退が決まった。 | |
(3) | 競合他社よりも高い商品企画力をもっている。 | |
(4) | 健康志向の高まりで,健康食品への関心が高まっている。 | |
(5) | 工場の老朽化が進んでいる。 | |
(6) | 少子化によって子供の人口が減少している。 | |
(7) | 食品の安全性に対する消費者の目が厳しくなっている。 | |
(8) | 顧客の会員化によって顧客情報が集まり,富裕層の会員獲得にも成功している。 |
[方針案の概要] | ||
方針案1: | 強みを更に伸ばすために,情報システムを強化する。 | |
方針案2: | 自社の事業の拡大を図るために,T社が撤退する事業を買収する。 ここ数年の健康菓子の市場シェアは,Q社25%,R社16%,S社12%,T社10%,その他37%である。 |
[S社の状況]の中で、強みに分類されるものとして、適切な組合せはどれか。
ア | (1)と(5) |
イ | (2)と(4) |
ウ | (3)と(8) |
エ | (6)と(7) |
[S社の状況]の中で、強みに分類されるものとして、適切な組合せはどれか。
ア | (1)と(5) |
イ | (2)と(4) |
ウ | (3)と(8) |
エ | (6)と(7) |
解答:ウ
<解説>
SWOT分析とは、企業が戦略立案する際に使われる分析手法である。
SWOT分析では、企業の直面する外部環境(機会 (Opportunities),脅威 (Threats) )と経営資源などの内部環境(強み(Strengths),弱み (Weaknesses))を評価・分析する。
(1) | 営業拠点数が他社よりも少ない。 ⇒弱みに分類される。 |
|
(2) | 競合するT社の健康菓子事業の撤退が決まった。 ⇒機会に分類される。 |
|
(3) | 競合他社よりも高い商品企画力をもっている。 ⇒強みに分類される。 |
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(4) | 健康志向の高まりで,健康食品への関心が高まっている。 ⇒機会に分類される。 |
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(5) | 工場の老朽化が進んでいる。 ⇒弱みに分類される。 |
|
(6) | 少子化によって子供の人口が減少している。 ⇒脅威に分類される。 |
|
(7) | 食品の安全性に対する消費者の目が厳しくなっている。 ⇒脅威に分類される。 |
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(8) | 顧客の会員化によって顧客情報が集まり,富裕層の会員獲得にも成功している。 ⇒強みに分類される。 |
よってウが正解である。
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