必ず受かる情報処理技術者試験

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平成24年度秋季解答

問題6

社員育成方法のうち、Off-JTに分類されるものはどれか。

現場に権限を与えることによって自主性を生み出す。
仕事を離れて実施される教育訓練を通じて,知識や技術を習得する。
実際の仕事を通じて計画的に指導・育成し,必要な知識や技術を習得させる。
質問や簡単なアドバイスを投げかけ,自ら目標に向かって行動を起こすように仕向ける。

解答:イ

<解説>

OffJTとは”Off the Job Training”の略称で、オフジェイティーと読む。

具体的には、社外での研修などによる、技術や業務遂行能力に関するトレーニングのことを指す。

OffJTでは実務経験を積む職場から離れ、外部の講師などから一般化された技能や知識のトレーニングを受ける。

× エンパワーメントの説明である。
Off-JTの説明である。
× On-JTの説明である。
× コーチングの説明である。

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問題7

取引先に対する売掛金の貸し倒れに備えて,他者よりも優先的に,取引先の財産の一部を売掛金に充当できるようにする行為はどれか。

借入金の追加
請求書の発行
担保の設定
利息の増額

解答:ウ

<解説>

売掛金は、掛取引によって商品を販売した場合に代金を受領する権利(債権)のことである。

売掛金の貸し倒れに備えるには、するために土地の抵当権や資産の質権の設定など担保を設定することが有効である。

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問題8

2種類のデータの関係性を表すことを目的として用いるものはどれか。

決定表
散布図
特性要因図  
パレート図

解答:イ

<解説>

× 決定表とは、複数の条件の組合せに対応する処理について表現するために用いられる二次元の表のことである。
散布図とは、縦軸・横軸に観察されたデータをプロットしたもの。これによって相関関係があるかどうかを調べることができる。
× 特性要因図とは、1956年に石川馨が考案した、特性と要因の関係を系統的に線で結んで(樹状に)表した図である。  
× パレート図とは、値が降順にプロットされた棒グラフとその累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフである。

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問題9

インターネットを利用した企業広告に関する新たなビジネスモデルを考案し,コンピュータシステムとして実現した。この考案したビジネスモデルを知的財産として,法的に保護するものはどれか。

意匠法
商標法
著作権法
特許法

解答:エ

<解説>

× 意匠法とは、工業上利用できる物品の形状、模様若しくは色彩などの形態で処理された視覚を通じて生じる美感の保護及び利用を図ることによって、意匠の創作を奨励し、もって産業の発達に寄与することを目的とする法律である。
× 商標法とは、商標の使用をする者に独占的な使用権(商標権)を与えることにより、業務上の信用の維持を図って産業の発達に寄与するとともに、需要者の利益を保護することを目的とする法律である。
× 著作権法とは、知的財産権の一つである著作権の範囲と内容について定める法律である。
特許法とは、産業の発達に寄与することを目的として、自然法則を利用した高度な発明に対し、その技術内容の公開を前提として一定期間の独占権を与え、特許権として保護することを定めた法律である。

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問題10

コーポレートガバナンスを説明したものとして,適切なものはどれか。

企業が企業活動を行う上で守るべき道徳や価値規範のこと
企業のメンバが共有する価値観,思考・行動様式,信念などのこと
企業の目的に適合した経営が行われるように,経営を統治する仕組みのこと
企業も社会を構成する一市民としての義務を負うべきだとする考え方のこと

解答:ウ

<解説>

コーポレート・ガバナンス (Corporate Governance:企業統治) とは、経営管理が適切に行われているかどうかを監視し、ステークホルダに対して企業活動の正当性を維持する仕組みのことである。

× 企業理念の説明である。
× 企業風土の説明である。
企業の目的に適合した経営が行われるように,経営を統治する仕組みのこと
× CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)の説明である。

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