必ず受かる情報処理技術者試験

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平成24年度秋季解答

問題11

製品に関するPPMに関して,次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。  [ a ]とは,少ない投資で収益を生み出す製品群である。これに対して,[ b ]は,将来の成長のためには一定以上の投資が必要となる製品群である。

解答:イ

<解説>

PPM(Product Portfolio Management:プロダクトポートフォリオマネジメント)とは、市場の成長率と自社の持つ市場シェアの比率の最適なマッチングを計り、成長を実現するための理論である。

PPMでは、キャッシュの流出入の状況に応じて、それぞれの事業分野を次の4つのカテゴリに分類する。

  1. 重要な資金源になる「金のなる木」
  2. これからの成長が見込まれる事業分野で先行投資が必要な「花形」
  3. 成長分野であるが、市場シェアが低く、現時点で赤字の事業分野である「問題児」
  4. 成長も見込まれず、市場シェアも低い「負け犬」

したがって、[a:金のなる木]とは,少ない投資で収益を生み出す製品群である。これに対して,[b:問題児]は,将来の成長のためには一定以上の投資が必要となる製品群である。よってイが正解である。

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問題12

CAMの導入効果として適切なものはどれか。

コンピュータを利用して工作機械を制御することで,製造作業の精度や効率を高める。
コンピュータを利用して生産に必要な時期と量を計算することで,発注の効率を高める。
コンピュータを利用して設計中の製品の性能について条件を変えながらシミュレートすることで,開発の効率を高める。
コンピュータを利用して立体的な形状を見ながら設計することで,設計作業の品質や効率を高める。

解答:ア

<解説>

CAM(Computer Aided Manufacturing:コンピュータ支援製造) とは、コンピューターを利用して製造作業を行うことである。

CAM(Computer Aided Manufacturing:コンピュータ支援製造) の導入効果である。
× MRP(Materials Requirements Planning)の説明である。
× シュミレーションの説明である。
× CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)の説明である。

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問題13

戦略目標の達成状況を評価する指標には,目的達成のための手段を評価する先行指標と目的達成度を評価する結果指標の二つがある。戦略目標が「新規顧客の開拓」であるとき,先行指標と考えられるものはどれか。

新規契約獲得率
新規顧客数
見込み客訪問回数
総顧客増加率

解答:ウ

<解説>

目的達成のための手段を評価する先行指標とは、KPIであり、目的達成度を評価する結果指標はKGIである。

KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)
企業目標やビジネス戦略を実現するために設定した具体的な業務プロセスをモニタリングするために設定される指標のうち、特に重要なものを指す。
※顧客訪問件数,解約件数,歩留り率などがKPIに該当する。
KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)
企業目標やビジネス戦略を実現するために設定した具体的な業務プロセスをモニタリングするために設定される指標のうち、特に重要なものを指す。
※顧客訪問件数,解約件数,歩留り率などがKPIに該当する。

したがって、ウが正解である。

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問題14

経営戦略上の目標として,「顧客との良好な関係の構築と長期的な利益をもたらす優良顧客の獲得」を設定した。この目標の達成を支援するために構築するシステムとして,適切なものはどれか。

CRMシステム
MRPシステム
POSシステム
SCMシステム

解答:ア

<解説>

CRM(Customer Relationship Management)システムは、企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し、サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め、収益向上に結びつける考え方である。
× MRP(Materials Requirements Planning:資材所要量計画)システムとは、生産管理手法の一つ。企業の生産計画達成を前提に、部品表と在庫情報から発注すべき資源の量と発注時期を割り出すものである。
× POSシステムとは、店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結果を在庫管理やマーケティング材料として用いるシステムのこと。
× SCM(Supply Chain Management)システムとは、自社内あるいは取引先との間で受発注や在庫、販売、物流などの情報を共有し、原材料や部材、製品の流通の全体最適を図る管理手法。また、そのための情報システムである。

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問題15

マーケティングミックスの説明として,適切なものはどれか。

機会,脅威,強み,弱みの各視点から自社環境を考察して戦略を立てる考え方
顧客,競合他社,自社の実力を知ることによって戦略を立てる考え方
製品,流通,価格,販売促進の各要素を検討して戦略を立てる考え方
製品を花形,金のなる木,問題児,負け犬に分類して戦略を立てる考え方

解答:ウ

<解説>

マーケティングミックスとは、マーケティング戦略において、望ましい反応を市場から引き出すために、ツールを組み合わせることである。

マーケティング戦略を考える切り口として4Pがある。

Product(製品)
製品、サービス、品質、デザイン、ブランド等
Price(価格)
価格、割引、支払条件、信用取引 等
Place(流通)
チャネル、輸送、流通範囲、立地、品揃え、在庫 等
Promotion(プロモーション)
広告宣伝、ダイレクトマーケティング 等
× SWOT分析の説明である。
× 3C分析の説明である。
マーケティングミックスの説明である。
× PPMの説明である。s

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