必ず受かる情報処理技術者試験

当サイトは、情報処理技術者試験に合格するためのWebサイトです。
ITパスポート試験,基本情報技術者,応用情報技術者,高度試験の過去問題と解答及び詳細な解説を掲載しています。
  1. トップページ
  2. ITパスポート
  3. 平成24年度秋季問題
  4. 平成24年度秋季解答・解説

平成24年度秋季解答

問題46

プログラムの品質を検証するために,プログラム内部のプログラム構造を分析し,テストケースを設定する手法はどれか。

回帰テスト
システムテスト
ブラックボックステスト
ホワイトボックステスト

解答:エ

<解説>

× 回帰テスト(リグレッションテスト)とは、プログラムを変更した際に、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストである。
× システムテストとは、システムのテスト手法の一つで、システム全体を対象に行われるテストである。
× ブラックボックステストとは、システムの内部構造とは無関係に、外部から見た機能を検証するプログラムのテスト方法。入力と出力だけに着目し、様々な入力に対して仕様書通りの出力が得られるかどうかを確認する。
ホワイトボックステストとは、システム内部の構造を理解した上でそれら一つ一つが意図した通りに動作しているかを確認する、プログラムのテスト方法である。

問題へ

問題47

機能が随時追加されるWebポータルシステムのサービス提供者が,提供中のITサービスを一覧できる利用者向けのカタログを作成した。カタログの内容に関する記述として,適切なものはどれか。

ITに詳しくない利用者にもサービス内容が理解できるようにする。
維持管理のコストが掛からないように更新は年1回にまとめて実施すべきである。
記述の厳密性を高めるために利用者に分かりにくくなっても専門用語を多用する。
サービス提供者が説明しやすい形式でITサービスのカタログを作成する。

解答:ア

<解説>

ポータルサイトとは、Webへアクセスする際に、各種サービスやコンテンツなどへ案内する役割を持ったWebサイトのことである。

ITに詳しくない利用者もアクセスするので、初心者にもサービス内容が理解できるようにする。
× ポータルサイトでは、機能が随時更新されていく。すなわち、更新を年1回にまとめて実施することはできない。
× 専門用語を多用すると内容が理解しにくくなる。
× 利用者が理解しやすい形式でITサービスのカタログを作成する。

問題へ

問題48

プロジェクトマネージャがプロジェクトのスケジュール,コスト,品質の計画を策定する際に最初に実施すべき作業はどれか。

プロジェクト全体を通じて最も長い所要時間を要するアクティビティティ経路を見つける。
プロジェクトで作成する成果物の仕様と,その成果物を完成させるための作業を定義する。
プロジェクトの実施と結果によってプラスまたはマイナスの影響を受ける利害関係者にプロジェクトの実績を報告する。
プロジェクトの目標にプラス・マイナスの影響を及ぼす不確実な事象に対する対応策の効果を測定する。

解答:イ

<解説>

× (イ)プロジェクトで作成する成果物の仕様と,その成果物を完成させるための作業を定義した後でないとアクティビティティ経路は見つけられない。
また、最初に実施すべき作業ではない。
プロジェクトのスケジュールを決定するには作業の内容や所要期間が明確になっている必要がある。
すなわち、 プロジェクトで作成する成果物の仕様と,その成果物を完成させるための作業を定義する必要がある。
× (イ)プロジェクトで作成する成果物の仕様と,その成果物を完成させるための作業を定義した後でないとアクティビティティ経路は見つけられない。
また、最初に実施すべき作業ではない。
× (イ)プロジェクトで作成する成果物の仕様と,その成果物を完成させるための作業を定義した後でないとアクティビティティ経路は見つけられない。
また、最初に実施すべき作業ではない。

問題へ

問題49

プロジェクトの開始から完了まで最も所要時間が掛かるクリティカルパスを見つけるのに使う図として,適切なものはどれか。

アローダイアグラム
パレート図
ヒストグラム
マイルストーンチャート

解答:ア

<解説>

アローダイアグラムは、仕事の流れを図式化したもので、作業順序や前後関係が分かる。PERT図とも呼ばれる。
クリティカルパスとは、「この作業が遅れると作業全体の完了が遅れる」といった一連の重要な作業のことである。
× パレート図とは、値が降順にプロットされた棒グラフとその累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフである。
× ヒストグラムとは、計量した特性の分布の形を把握するための度数分布のグラフ表示のことを言います。
× マイルストーンチャートとは、ガントチャートにマイルストーン(プロジェクトの中で工程遅延の許されないような大きな節目)を書きこんだ図である。

問題へ

問題50

ソフトウェア保守に関する説明のうち,適切なものはどれか。

開発中の仕様変更によるプログラムの改修は,ソフトウェア保守である。
外部環境の変化に対応するためにプログラムを改修することは,ソフトウェア保守ではない。
緊急の本番障害作業で改修したプログラムの内容に合わせて設計ドキュメントを修正することは,ソフトウェア保守である。
本番稼働中に発見されたプログラムの不良の改修は,ソフトウェア保守ではない。

解答:ウ

<解説>

ソフトウェア保守またはソフトウェアメンテナンスとは、ソフトウェア工学において既存のソフトウェアを改良・最適化していくと共にバグを修正していくプロセスを意味する。

× 開発中の仕様変更によるプログラムの改修は,ソフトウェア保守ではない。
× 外部環境の変化に対応するためにプログラムを改修することは,ソフトウェア保守に含まれる。
緊急の本番障害作業で改修したプログラムの内容に合わせて設計ドキュメントを修正することは,ソフトウェア保守である。
× 本番稼働中に発見されたプログラムの不良の改修は,ソフトウェア保守に含まれる。

問題へ