必ず受かる情報処理技術者試験

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令和6年度秋季問題

問題4

キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で,ヒット率が95%のとき,主記憶の実効アクセス時間は,主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。

0.08
0.5
0.95

キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で,ヒット率が95%のとき,主記憶の実効アクセス時間は,主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。

0.08
0.5
0.95

解答:イ

<解説>

まず、問題で与えられた値を整理する。

  • 主記憶のアクセス時間を「T」とする。
  • キャッシュメモリのアクセス時間は、主記憶のアクセス時間の1/30なので「T/30」となる。
  • ヒット率は95%なので「0.95」となる。
  • ミス率は、データがキャッシュメモリに存在しない確率であり、「1 - ヒット率」で求められる。したがって、1 - 0.95 = 「0.05」となる。


これらの値を上記の計算式に当てはめて、実効アクセス時間を求める。
実効アクセス時間
= (T/30 × 0.95) + (T × 0.05)
= T × (0.95 / 30) + T × 0.05
= T × (0.03166... + 0.05)
= T × 0.08166...
計算の結果、実効アクセス時間は主記憶のアクセス時間(T)の約0.0817倍となる。
したがって、イが正解である。