必ず受かる情報処理技術者試験

当サイトは、情報処理技術者試験に合格するためのWebサイトです。
ITパスポート試験,基本情報技術者,応用情報技術者,高度試験の過去問題と解答及び詳細な解説を掲載しています。
  1. トップページ
  2. プロジェクトマネージャ 午前2
  3. 平成31年度春季問題
  4. 平成31年度春季解答・解説

平成31年度春季解答

問題16

テストケースを作成する技法のうち,直交表によるテストケースの作成条件を緩和し,2因子間の取り得る値の組合せが同一回数でなくても,1回以上存在すればよいとしてテストケースを設計する技法はどれか。

All-Pair法(ペアワイズ法)
決定表
原因結果グラフ法
同値分割法

解答:ア

<解説>

All-Pair法(ペアワイズ法)とは、テストケースを作成する技法のうち,直交表によるテストケースの作成条件を緩和し,2因子間の取り得る値の組合せが同一回数でなくても,1回以上存在すればよいとしてテストケースを設計する技法
× 決定表とは、ある事柄に対する条件とそれに対する行動との関係をまとめた表のことである。 デシジョンテーブルとも呼ばれる。
× 原因結果グラフ法とは、入力やイベント(=原因)の組合せと、出力(=結果)との関係をブールグラフ化し、そこからデシジョンテーブルを作成するテスト設計技法である。
× 同値分割法とは、仕様からデータを“意味のあるグループ”(同値クラス)に分類し,各グループから代表値を選ぶ技法である。

問題へ

問題17

マッシュアップに該当するものはどれか。

既存のプログラムから,そのプログラムの仕様を導き出す。
既存のプログラムを部品化し,それらの部品を組み合わせて,新規プログラムを開発する。
クラスライブラリを利用して,新規プログラムを開発する。
公開されている複数のサービスを利用して,新たなサービスを提供する。

解答:エ

<解説>

マッシュアップ(Mashup)とは、複数の Web サービスの API を組み合わせ、あたかも一つの Web サービスのようにする機能のことである。

× リバースエンジニアリングの説明である。
× コンポーネントプログラミングの説明である。
× オブジェクト指向プログラミングの説明である。
マッシュアップの説明である。

問題へ

問題18

企業間で,商用目的で締結されたソフトウェアの開発請負契約書に著作権の帰属に関する内容が記載されていない場合の著作権の帰属先として,適切なものはどれか。ここで,ソフトウェアは請負人が開発するものとする。

請負人,注文者のどちらにも帰属しない。
請負人と注文者が共有する
請負人に帰属する。
注文者に帰属する。

解答:ウ

<解説>

企業間で締結された開発請負契約書の中で,著作権の帰属に関する内容が記載されていない場合は,実際に開発する側,すなわち請け負った側に著作権は帰属する。したがって,正解はウになる。

問題へ

問題19

サービスマネジメントにおいて,事業関係マネージャが責任をもつ事項として,適切なものはどれか。

サービスカタログの認可
サービス提供者と個別の供給者との関係の管理
将来の事業上の要求事項の理解及び計画立案
容量・能力及びパフォーマンスのデータの分析及びレビュー

解答:ウ

<解説>

事業関係管理プロセスは,顧客との良好な関係を保つために行われる管理で,顧客の要求事項を収集したり,SLAを決めたり,顧客満足度を収集したりするマネジメント領域になる。そして,事業関係マネージャは,そういう事業上の顧客との関係維持に責任を持つ役割の人物になる。

したがって正解はウになる。

× サービスカタログ管理プロセスの責任者が責任をもつ事項である。
× サプライヤ管理プロセスの責任者が責任をもつ事項である。
事業関係マネージャが責任をもつ事項である。
× キャパシティ管理プロセスの責任者が責任をもつ事項である。

問題へ

問題20

データの追加・変更・削除が,少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき,データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち,適切なものはどれか。

復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約2倍になる。
フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
フルバックアップ取得の平均処理時間が約2倍になる。

解答:ア

<解説>

下記より正しい。
  1. フルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。
  2. 前回のフルバックアップ後の更新情報を記録したジャーナル情報の量も2倍になる。
  3. ジャーナル情報からの復旧処理時間が平均して約2倍になる。
× データベースの量が2倍になったわけではない。したがって、必要な磁気テープの量はあまり変わらない。
× データベースの量が1/2になったわけではない。したがって、必要な磁気テープの量はあまり変わらない。
× データベースの量が2倍になったわけではない。したがって、平均実行時間はあまり変わらない。

問題へ