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令和5年度秋季問題

問題13

a~cの説明に対応するレビューの名称として,適切な組合せはどれか。

a 参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行うので,参加者全員の参画意欲が高まる。

b レビュー対象物の作成者が説明者になって,参加者は質問をし,かつ,要検討事項となり得るものについてコメントしてレビューを行う。

c 資料を事前に準備し,進行役の議長や読み上げ係といった,参加者の役割をあらかじめ決めておくとともに,焦点を絞って厳密にレビューし,結果を分析して,レビュー対象物を公式に評価する。

a~cの説明に対応するレビューの名称として,適切な組合せはどれか。

a 参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行うので,参加者全員の参画意欲が高まる。

b レビュー対象物の作成者が説明者になって,参加者は質問をし,かつ,要検討事項となり得るものについてコメントしてレビューを行う。

c 資料を事前に準備し,進行役の議長や読み上げ係といった,参加者の役割をあらかじめ決めておくとともに,焦点を絞って厳密にレビューし,結果を分析して,レビュー対象物を公式に評価する。

解答:エ

<解説>

  • a 参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行うので,参加者全員の参画意欲が高まる。
    →参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行うので,参加者全員の参画意欲が高まる。 記述どおり、レビュー責任(進行・指摘の主導)を持ち回りで回す形式がラウンドロビンレビューである。特定の指揮者に依存せず、全員が交替でリードすることで参画意欲や主体性を高める効果がある点が特徴である。
  • b レビュー対象物の作成者が説明者になって,参加者は質問をし,かつ,要検討事項となり得るものについてコメントしてレビューを行う。
  • →レビュー対象物の作成者が説明者になって,参加者は質問をし,要検討事項になり得るものにコメントする。 作成者が説明役となり、作成意図や処理の流れを参加者に“歩いて見せる(walk through)”のがウォークスルーである。参加者は質問やコメントを通じて理解を深め、潜在的な問題点を洗い出す。比較的非公式・教育的色彩が強く、合否などの公式判定を主目的としない点がインスペクションと異なる。
  • c 資料を事前に準備し,進行役の議長や読み上げ係といった,参加者の役割をあらかじめ決めておくとともに,焦点を絞って厳密にレビューし,結果を分析して,レビュー対象物を公式に評価する。
    →資料を事前に準備し,進行役の議長や読み上げ係など参加者の役割をあらかじめ決め,焦点を絞って厳密にレビューし,結果を分析してレビュー対象物を公式に評価する。 事前準備(配布・個人検査),役割の明確化(モデレータ/読み手/記録者/検査者),チェックリストの活用,欠陥の記録・集計などを伴う形式的で厳密なレビューがインスペクションである。欠陥密度や検出傾向の分析を行い、**公式な評価・判定(合否や再審査要否)**につなげる点が特徴である。