必ず受かる情報処理技術者試験

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令和6年度秋季問題

問題23

複数のシステムやサービスの間で利用されるSAMLはどれか。

システムの負荷や動作状況に関する情報を送信するための仕様
脆弱性に関する情報や脅威情報を交換するための仕様
通信を暗号化し,VPNを実装するための仕様
認証や認可に関する情報を交換するための仕様

複数のシステムやサービスの間で利用されるSAMLはどれか。

システムの負荷や動作状況に関する情報を送信するための仕様
脆弱性に関する情報や脅威情報を交換するための仕様
通信を暗号化し,VPNを実装するための仕様
認証や認可に関する情報を交換するための仕様

解答:エ

<解説>

SAML(Security Assertion Markup Language)は、OASISによって標準化された 認証・認可情報の交換のためのXMLベースのフレームワーク である。 典型的な利用場面は シングルサインオン(SSO) であり、あるサービスで認証されたユーザー情報を、他のサービスへ安全に伝達することを可能にする。

× システムの負荷や状態に関する情報を扱う規格は、SNMP(Simple Network Management Protocol)などが該当する。SAMLの目的ではない。
× 脆弱性や脅威情報の交換は、例えばCVSS(共通脆弱性評価システム)やSTIX/TAXIIといった仕様が利用される。SAMLはセキュリティ情報の流通ではなく、認証・認可に関する情報交換のための仕様である。
× VPNや暗号通信に用いられる代表的な規格はIPsecやSSL/TLSである。SAMLは通信経路の暗号化そのものを担う仕様ではなく、認証情報を安全にやり取りするための枠組みである。
SAMLは、認証局(Identity Provider, IdP)がユーザーを認証し、その結果をサービス提供者(Service Provider, SP)に伝達する仕組みを提供する。これにより、ユーザーは複数のサービスにシングルサインオンでアクセスできるようになる。