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平成23年度秋季問題

問題15

ファイブフォース分析において、企業の競争力に影響を与える五つの要因として、新規参入者の脅威、バイヤの交渉力、競争業者間の敵対関係、代替製品の脅威と、もう一つはどれか。

サプライヤの交渉力
自社製品の品質
消費者の購買力
政府の規制

ファイブフォース分析において、企業の競争力に影響を与える五つの要因として、新規参入者の脅威、バイヤの交渉力、競争業者間の敵対関係、代替製品の脅威と、もう一つはどれか。

サプライヤの交渉力
自社製品の品質
消費者の購買力
政府の規制

解答:ア

<解説>

マイケル・ E ・ポーターは,自著『競争の戦略』の中で業界内の競争に影響 を与える 5 つの要因を指摘し,“競争のルール”の 5 つの力として,以下のよう に分類した。

(1) 新規参入者の脅威
新規参入の脅威は,参入障壁の高さによって決まる。障壁が高い場合,業界内の競争は生じにくいが,障壁が低い場合は競争が激化する。
(2) 競争業者間の敵対関係
同業者が多いか同規模の会社が多く存在している業界は,競争が激化する。
(3) 代替製品の脅威
代替製品またはサービスがあれば競争は激化する。
(4) バイヤの交渉力
独占的な製品であればバイヤ(直接顧客もしくは最終顧客)の交渉力は弱 まるが,どこでも販売されているありふれた製品であれば強まる。
(5) サプライヤの交渉力
サプライヤ(供給業者)が少数の企業からなり,市場が独占に近い状態で あればサプライヤの交渉力は強くなる。 ファイブフォース分析は,5 つの力の個々または総合的な強さを分析して, 業界における競争関係の特性を決める決定的な構造特徴を明らかにする。

したがって、アが正解である。

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