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解答:イ
データの正規化とは,データの重複をなくすことにより,データの管理を容易にしたり,データを多様な目的に用いるのに有効な方法で,データベースの構築の基本になる技法である。
通常、正規化は第1正規形~第3正規形の3段階で行う。
- 第1正規化:繰り返し部分を別レコードとして分離し固定長レコードにする。
- 第2正規化:レコードの主キーに完全従属する属性と、主キーの一部分にのみ部分従属する属性を別のレコードとして分離させる。
- 第3正規化:主キー以外の属性に従属する属性を別レコードに分割する。
したがって、問題の"受注明細"表は次のようになる。
- 繰り返し部分が存在しないため、第1正規化の条件を満たしている。
- レコードの主キーに完全従属する属性と、主キーの一部分にのみ部分従属する属性を別のレコードとして分離させているため、第2正規化の条件も満たしている。
- 商品コードから商品名が一意に決まっているので互いに関係従属したままである。よって第3正規化の条件は満たしていない。
なお、第3正規系の条件を満たすと次のようになる。

したがって、イが正解である。