手順に示す処理を実施したとき,メッセージの改ざんの検知の他に,受信者Bがセキュリティ上できることはどれか。
[手順]
送信者Aの処理
(1)メッセージから,ハッシュ関数を使ってダイジェストを作成する。
(2)秘密に保持していた自分の署名生成鍵を用いて,(1)で生成したダイジェストからメッセージの署名を生成する。
(3)メッセージと,(2)で生成したデータを受信者Bに送信する。
受信者Bの処理
(4)受信したメッセージから,ハッシュ関数を使ってダイジェストを生成する。
(5)受信したデータ,(4)で生成したダイジェスト及び送信者Aの署名検証鍵を用いて,署名を検証する。
ア |
メッセージが送信者Aからのものであることの確認 |
イ |
メッセージの改ざん部位の特定 |
ウ |
メッセージの盗聴の検知 |
エ |
メッセージの漏洩の防止 |
ア |
メッセージが送信者Aからのものであることの確認 |
イ |
メッセージの改ざん部位の特定 |
ウ |
メッセージの盗聴の検知 |
エ |
メッセージの漏洩の防止 |
解答・解説を見る
解答:ア
デジタル署名とは,送られてきたデータの送信元が間違いないか,伝送経路上でデータが改ざんされていないかを確認するための技術である。
ア |
○ |
「(5)受信したデータ,(4)で生成したダイジェスト及び送信者Aの署名検証鍵を用いて,署名を検証する。」よりメッセージが送信者Aからのものであることの確認ができる。 |
イ |
× |
メッセージの改ざん部位の特定できる情報がない。 |
ウ |
× |
メッセージの盗聴の検知はできない。 |
エ |
× |
メッセージの漏洩の防止はできない。 |