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平成24年度秋季解答
問題71
我が国における、社会システムとしてのスマートコミュニティの特徴はどれか。
ア | 医療データの保存に関して従来手書きであったカルテが電子媒体に記録される。 |
イ | 国民の個人情報を登録しておくことで、転入や転出手続などの行政サービスを簡略化できる。 |
ウ | 再生可能エネルギーを地域内で有効活用するために、各家庭やオフィス、交通機関など地域活動全体のエネルギー使用状況を管理する。 |
エ | 有料道路の出口では無線通信によって自動的に料金計算が行われる。 |
解答:ウ
<解説>
スマートコミュニティとは、電力、水、交通・物流、医療、情報など、あらゆるインフラの統合的な管理・最適制御を実現した次世代のコミュニティである。
ア | × | 電子カルテの説明である。 |
イ | × | 住民基本台帳ネットワークの説明である。 |
ウ | ○ | スマートコミュニティの説明である。 |
エ | × | ETC(Electronic Toll Collection System)の説明である。 |
問題72
PLM(Product Lifecycle Management)の目的はどれか。
ア | NC工作機械、自動搬送装置、倉庫などを有機的に結合し、コンピュータで集中管理することで多品種少量生産に対応できる生産の自動化を実現する。 |
イ | 製品開発、製造、販売、保守、リサイクルに至る製造業のプロセスにおいて、製品に関連する情報を一元管理し、商品力向上やコスト低減を図る。 |
ウ | 製品の生産計画に基づいてその生産に必要な資材の所要量を展開し、これを基準にして資材の需要とその発注時期を算出する。 |
エ | 部品の供給から製品の販売までの一連のプロセスの情報をリアルタイムで交換することによって、在庫の削減とリードタイムの短縮を実現する。 |
解答:イ
<解説>
製造業において、製品開発期間の短縮、生産工程の効率化、および顧客の求める製品の適時市場投入が行えるように、企画・開発から設計、製造・生産、出荷後のサポートやメンテナンス、生産・販売の打ち切りまで、製品にかかわるすべての過程を包括的に管理すること。
ア | × | FMS(Flexible Manufacturing System)の説明である。 |
イ | ○ | PLM(Product Lifecycle Management)の説明である。 |
ウ | × | MRP(Material Requirements Planning)の説明である。 |
エ | × | SCM(Supply Chain Management)の説明である。 |
問題73
製造業のA社では、NC工作機械を用いて、四つの仕事a~dを行っている。 各仕事間の段取り時間は表のとおりである。 合計の段取り時間が最小になるように仕事を行った場合の合計段取り時間は何時間か。 ここで、仕事はどの順序で行ってもよく、a~dを一度ずつ行うものとし、FROMからTOへの段取り時間で検討する。
ア | 4 |
イ | 5 |
ウ | 6 |
エ | 7 |
解答:ア
<解説>
- 段取り時間が最小の1時間の順序は、a→c,b→a,b→cがある。
- b→aとa→cは組み合わせてb→a→cとすることができる。段取り時間の合計は2時間
- dの仕事時間を計算する。
b→a→cの前にdを行なう場合(d→b→a→c)は、3時間
b→a→cの後にdを行なう場合(b→a→c→d)は、2時間。(短い方を選ぶ。)
- 2+2=4時間が正解である。したがって、アが正解である。
問題74
EC(Electric Commerce)におけるBtoCに該当するものはどれか。
ア | CLAS |
イ | Web-EDI |
ウ | バーチャルカンパニー |
エ | バーチャルモール |
解答:エ
<解説>
EC(Electronic Commerce )とは、インターネットなどのネットワークを利用して、契約や決済などを行う取引形態。
B to Cモデルでは、Webサイトを介して消費者に製品やデジタルコンテンツを販売する電子商店が代表的である。電子商店を多数集めて一元的なサービスを提供する、電子商店街というビジネス形態も生まれている。このほかに、インターネット上で人材派遣や製品売買の仲介を行うサービスや、株式などの金融商品をインターネットを通じて売買するオンライントレードなども、B to Cの代表的な例である。
したがって、エが正解である。
問題75
親和図の特徴はどれか。
ア | 原因と結果を対比させた図式表現であり、不良原因の追及に用いられる。 |
イ | 錯綜(そう)した問題点や、まとまっていない意見、アイディアなどを整理し、まとめるために用いられる。 |
ウ | 二つ以上の変数の相互関係を表すのに役立つ。 |
エ | 分布の形、目標値からのばらつき状態などから、製品の品質の状態が規格値に対して満足いくものかなどを判断するために用いられる。 |
解答:イ
<解説>
親和図とは、図解の対象となる定性情報を親和性(意味や性質が似ている)のある情報同士で整理、集約し、ボトムアップ思考で情報の統合を進め、全体像の把握や新しい発想を導き出すことに適した図法である。
ア | × | 特性要因図の説明である。 |
イ | ○ | 親和図の説明である。 |
ウ | × | 散布図の説明である。 |
エ | × | ヒストグラムの説明である。 |
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