- トップページ
- 応用情報技術者
- 平成31年度春季問題一覧
- 平成31年度春季問題51-解答・解説-分析
平成31年度春季問題
問題51
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によればプロジェクトマネジメントの“実行の ”の説明はどれか。
ア | プロジェクトの計画に照らしてプロジェクトパフォーマンスを監視し、測定し、管理するために使用する。 |
イ | プロジェクトフェーズ又はプロジェクトが完了したことを正式に確定するために使用し、必要に応じて考慮し、実行するように得た教訓を提供するために使用する。 |
ウ | プロジェクトフェーズ又はプロジェクトを開始するために使用し、プロジェクトフェーズ又はプロジェクトの目標を定義し、プロジェクトマネージャがプロジェクト作業を進める許可を得るために使用する。 |
エ | プロジェクトマネジメントの活動を遂行し、プロジェクトの全体計画に従ってプロジェクトの成果物の提示を支援するために使用する。 |
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によればプロジェクトマネジメントの“実行のプロセス群”の説明はどれか。
ア | プロジェクトの計画に照らしてプロジェクトパフォーマンスを監視し、測定し、管理するために使用する。 |
イ | プロジェクトフェーズ又はプロジェクトが完了したことを正式に確定するために使用し、必要に応じて考慮し、実行するように得た教訓を提供するために使用する。 |
ウ | プロジェクトフェーズ又はプロジェクトを開始するために使用し、プロジェクトフェーズ又はプロジェクトの目標を定義し、プロジェクトマネージャがプロジェクト作業を進める許可を得るために使用する。 |
エ | プロジェクトマネジメントの活動を遂行し、プロジェクトの全体計画に従ってプロジェクトの成果物の提示を支援するために使用する。 |
解答:工
<解説>
JIS規格における5つのプロセスとは、プロジェクトのライフサイクルを5つのフェーズに分割したもので、一般的に「立ち上げ」「計画」「実行」「監視・コントロール」「終結」の5つと定義される。
- 立ち上げプロセス
- プロジェクトを発足する前に許可を得るプロセス。立ち上げプロセスの段階では、プロジェクトを始める際に必要な情報である目的・目標・予算・成果などを定義する。また、プロジェクト憲章の作成やステークホルダーの特定も行う。
- 計画プロセス
- プロジェクトを成功させるための作業計画を企画して実際に設計するプロセス。計画プロセスの中に、20の詳細なプロセスが定義されています。計画プロセスの段階では、目標の定義や、プロジェクトを進める際の一連の行動の流れも規定する。
- 実行プロセス
- 企画・設計した計画に基づいて人材と資源の調達を行い、プロジェクトを実際に実行する。5つのプロセスの中で最もリソースを消費するプロセスであり、進捗状況次第では計画の練り直しや更新を行ってベースラインを再度設定する必要がある。
- 監視・コントロールプロセス
- プロジェクトを進めていく中の作業で計画との差異が発生していないかについて継続的にチェックを行うプロセス。差異が検出された場合は、その改正を実施する。
- 終結プロセス
- 規定のプロセスがきちんと完了していることを検証して、プロジェクトや工程を正式に完了させるプロセス。ただプロジェクトや工程を終了させるだけではなく、プロジェクトの中で獲得したノウハウを保管して、次のプロジェクトに役立たせることが大切とされている。
ア | × | 監視・コントロールプロセスである。 |
イ | × | 終結プロセスである。 |
ウ | × | 立ち上げプロセスである。 |
エ | ○ | 実行プロセスである。 |
お問い合わせ