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平成16年度春季解答
問題1
10 進数の演算式 7 ÷ 32 の結果を 2 進数で表したものはどれか。
ア | 0.001011 |
イ | 0.001101 |
ウ | 0.00111 |
エ | 0.0111 |
解答:ウ
<解説>
- 7÷32を計算する。
7÷32 = 0.21875 - 0.21875を2進数に変換する。
よって0.00111が解答である。
問題2
次の式は、何進法で成立するか。
1015 ÷ 5 = 131 (余り 0)
ア | 6 |
イ | 7 |
ウ | 8 |
エ | 9 |
解答:イ
<解説>
n進数の整数部のm桁目は、10進数では、nの(m-1)乗の重みを持つ。
従って、1015が1~4の選択肢の進法であるとすると、その値を10進数で表した値はそれぞれ、
- 1×63+0×62+1×61+5×60 ・1×73+0×72+1×71+5×70
- 1×83+0×82+1×81+5×80 ・1×93+0×92+1×91+5×90
となる。
問題の式は、5で割ったときの余りが0であるので、項目2か項目3が正解であることがわかる。項目2、項目3の式を5で割るとそれぞれ次のようになる。
- 355÷5=71=131(7)
- 525÷5=105=151(8)
問題3
実数 a を a = f × re と表す浮動小数点表記に関する記述として、適切なものはどれか。
ア | f を仮数、e を指数、r を基数という。 |
イ | f を基数、e を仮数、r を指数という。 |
ウ | f を基数、e を指数、r を仮数という。 |
エ | f を指数、e を基数、r を仮数という。 |
解答:ア
<解説>
a = f × re と表す浮動小数点表記に関する記述では、fを仮数、eを指数、rを基数という。
浮動小数点表記では、数値を次のような形式で表す。
(仮数)×(基数)指数
問題4
32 ビットのレジスタに 16 進数 ABCD が入っているとき、2 ビットだけ右に論理シフトしたときの値はどれか。
ア | 2AF3 |
イ | 6AF3 |
ウ | AF34 |
エ | EAF3 |
解答:ア
<解説>
論理シフトで右にシフトした場合,あふれたビットは捨てられ,空いたビットに0が入る。
問題5
けた落ちの説明として、適切なものはどれか。
ア | 値がほぼ等しい浮動小数点同士の減算において、有効けた数が大幅に減ってしまうことがある。 |
イ | 演算結果が、扱える数値の最大値を超えることによって生じる誤差である。 |
ウ | 数表現のけた数に限度があるとき、最小のけたより小さい部分について四捨五入、切上げ又は切捨てを行うことによって生じる誤差である。 |
エ | 浮動小数点の加算において、一方の数値の下位のけたが欠落することである。 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | けた落ちに関する説明である。 |
イ | × | けたあふれ(オーバーフロー)に関する説明である。 |
ウ | × | 丸め誤差に関する説明である。 |
エ | × | 情報落ちに関する説明である。 |
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