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平成20年度秋季解答
問題11
0~6の数4個で構成される数列( N 3, N 2, N 1, C )がある。 C はチェックディジット(検査数字)であり、 C =( N 3×3+ N 2×2+ N 1×1) mod 7を満たす。数列( 4,2,□,6)がこの条件を満たすとき、□ に当てはまる数はどれか。ここで、 a mod b は a を b で割った余りを表す。
ア | 0 |
イ | 2 |
ウ | 4 |
エ | 6 |
解答:ウ
<解説>
N3=4,N2=2,C=6なので,(4×3+2×2+N1×1) mod
7=6
(16+N1) mod 7=6,すなわち(16+N1)を7で割った剰余が6になる。
N1は0~6の数なので,N1=4である。
問題12
親の節の値が子の節の値より小さいヒープがある。このヒープへの挿入は,要素を最後部に追加し,その要素が親よりも小さい間,親と子を交換することを繰り返せばよい。次のヒープの * の位置に要素7を追加したとき,A の位置に来る要素はどれか。
ア | 7 |
イ | 11 |
ウ | 24 |
エ | 25 |
解答:イ
<解説>
下図のように、11がA の位置に来る。
問題13
2,000 個の相異なる要素が,キーの昇順に整列された表がある。外部から入力したキーによってこの表を2分探索して,該当するキーの要素を取り出す。該当するキーが必ず表中にあることが分かっているとき,キーの比較回数は最大何回か。
ア | 9 |
イ | 10 |
ウ | 11 |
エ | 12 |
解答:ウ
<解説>
2分探索の場合,1回の探索を行うごとに探索するデータ範囲の要素の個数が半分(1/2)になる。データの個数が2,000個であれば、比較するごとに、データの個数が2000個であれば比較するごとに①1000,②500,③250,④125,⑤63,⑥32,⑦16,⑧8,⑨4,⑩2,⑪1のように減っていくので、最大でも11回の比較で目的のデータは見つかる。
問題14
n の階乗を再帰的に計算する関数 F( n)の定義において,a に入れるべき式はどれか。ここで,n は非負の整数である。
n >0のとき, F(n)= a
n =0のとき, F(n)= 1
ア | n + F(n -1) |
イ | n - 1 + F(n) |
ウ | n × F(n -1) |
エ | (n - 1) × F(n) |
解答:ウ
<解説>
n の階乗は、n=n…3×2×1 となる。 (例:5 の階乗は、 5×4×3×2×1。)
したがってn の階乗 F(n)は、
F(n) | = | n × n -1 × n -2 × n - 3… × 1 |
= | n ×F(n - 1) |
となる。
問題15
業務の改善提案に対する賞金が,次の決定表で決められる。改善提案1と改善提案2に対する賞金の総額は何円か。
[改善提案] | ||
改善提案1: | 改善額 20万円 | , 期間短縮 3日 |
改善提案2: | 改善額 5万円 | , 期間短縮 2週間 |
ア | 1,000 |
イ | 1,500 |
ウ | 2,000 |
エ | 3,500 |
解答:ウ
<解説>
- 改善提案1
- 改善提案1は、改善額10万円未満=N。期間短縮1週間未満=Y。
よって下図より、賞金は1,000円である。
- 改善提案2
- 改善提案2は、改善額10万円未満=Y。期間短縮1週間未満=N。
よって下図より、賞金は1,000円である。
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