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平成20年度秋季解答
問題71
財務指標に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 固定比率は,固定負債に対する固定資産の割合であり,その値が小さいほど安全性が高い。 |
イ | 自己資本比率は,固定資産に対する自己資本の割合であり,その値が大きいほど堅実性が高い。 |
ウ | 総資本利益率は,総資本に対する利益の割合であり,その値が大きいほど収益性が高い。 |
エ | 流動比率は,流動負債に対する流動資産の割合であり,その値が小さいほど安全性が高い。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | 固定比率は、資本に対する固定資産の割合であり、その値が小さいほど安全性が高い。 |
イ | × | 自己資本比率は、総資本に対する自己資本の割合であり、その値が大きいほど堅実性が高い。 |
ウ | ○ | 総資本利益率は、総資本{に対する利益の割合であり、その値が大きいほど収益性が高い。 |
エ | × | 流動比率は、資本に対する流動資産の割合であり、その値が小さいほど安全性が高い。 |
問題72
商品 A を先入先出法で評価した場合,当月末の在庫の評価額は何円か。
ア | 3,300 |
イ | 3,400 |
ウ | 3,600 |
エ | 3,900 |
解答:エ
<解説>
先入先出法は,先に入庫した商品から先に出庫していく払出し方式である。
よって、
7日購入分の残り | 20×140=2,800 |
10日購入分の残り | 10×110=1,100 |
となり、
2,800+1,100=3,900
となる。
問題73
不良品の個数を製品別に集計すると表のようになった。ABC 分析に基づいて対策を取るべき A 群の製品は何種類か。ここで,A 群は 70% 以上とする。
ア | 3 |
イ | 4 |
ウ | 5 |
エ | 6 |
解答:ウ
<解説>
不良品の個数の累計と合計に対する累計比率を計算すると次のようになる。Tで初めて70%を超えるので、5つとなる。
問題74
PDPC を説明したものはどれか。
ア | アンケートなどで得られる言語データを,それが語っている意味の近さに注目し,意味の近いもの同士を統合することで,言語データを要約する手法であり,断片的で漠然としたイメージを具体化するときに役立つ。 |
イ | 工程の開始から完了までの各作業を,それぞれの関係を保ちながら時系列に並べて矢印で結んだ図であり,ある作業に遅れが生じたときの全体日程への影響を把握したり,最短日程を算出したりするのに役立つ。 |
ウ | 実施過程で起こりうる不測の事態を事前に予測しながら,計画の開始から最終結果に至る過程や手順を時間の推移に従って矢印で結合した図であり,試行錯誤を避けられない状況における最適策の立案に役立つ。 |
エ | 左端に最も大きな目的を書き,その右側に目的を達成するための手段を書き,さらに目的と手段の連鎖を展開して右端を最終手段である実施項目とする図であり,その実現可能性や経済性などを検討して,採用すべき実施項目の決定に役立つ。 |
解答:ウ
<解説>
PDPC(Process Decision Program Chart:過程決定計画図)とは、計画を実施していく上で、予期せぬトラブルを防止するために事前に考えられる様々な結果を予測し、プロセスの進行をできるだけ望ましい方向に導く方法である。
ア | × | 親和図法に関する説明である。 |
イ | × | PERT図に関する説明である。 |
ウ | ○ | PDPCに関する説明である。 |
エ | × | 系統図に関する説明である。 |
問題75
プログラムのステップ数が多くなるほどステップ当たりのエラー数も多くなる傾向があるように見受けられたので,データを採って調べた。これを分析するのに最も適した図はどれか。
ア | 系統図 |
イ | 散布図 |
ウ | 特性要因図 |
エ | パレート図 |
解答:イ
<解説>
「プログラムのステップ数」と「ステップ当たりのエラー数」との相関関係を分析すればよいので,散布図が正解である。
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