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平成23年度秋季解答
問題51
次のアローダイアグラムで表されるプロジェクトがある。結合点5の最早結合点時刻は第何日か。
ア | 4 |
イ | 5 |
ウ | 6 |
エ | 7 |
解答:エ
<解説>
最早結合点時刻は、その結合点までに全ての処理が到達する、もっとも早い時刻を求めるものである。
問題52
表の機能と特性をもったプログラムのファンクションポイント値は幾らか。ここで,複雑さの補正係数は0.75とする。
ア | 18 |
イ | 24 |
ウ | 30 |
エ | 32 |
解答:ア
<解説>
ファンクションポイント法は、ソフトウェアの機能規模を測定する手法の1つ。開発工数の見積もりに利用される。ソフトウェアの“機能”を基本にして、その処理内容の複雑さなどからファンクションポイントという点数を付けていき、ソフトウェアのすべての機能のポイントを合計して規模や工数を導き出すものである。
ファンクションポイント数 | = | (測定個数と重み付け係数の総和)×(複雑さの補正係数) |
= | (1×4+2×5+1×10+0×7+0×4)×0.75 | |
= | 24×0.75 | |
= | 18 |
よってアが正解である。
問題53
テストの進捗管理に使用する指標として,最も適切なものはどれか。
ア | テスト項目の消化件数 |
イ | テストデータの作成量 |
ウ | プログラムの起動回数 |
エ | プログラムの修正量 |
解答:ア
<解説>
テストにおける進捗管理では、テスト工程が完了するまでどれくらい掛かり、現在どのくらい進んでいるかを管理することである。
用意したテスト項目の消化件数をみればテスト工程が完了するまでどれくらい掛かり、現在どのくらい進んでいるかを知ることができる。
問題54
生産物の品質を時系列に表し,生産工程が管理限界内で安定した状態にあるかどうかを判断するための図はどれか。
ア | 管理図 |
イ | 散布図 |
ウ | 特性要因図 |
エ | パレート図 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | 管理図は、時系列データのばらつきを折れ線グラフで表し、管理限界線を利用して客観的に管理する。 |
イ | × | 散布図は、2変数を縦軸と横軸にとり,測定された値を打点し作図して,相関関係を見る。 |
ウ | × | 特性要因図は、原因と結果の関連を魚の骨のような形態に整理して体系的にまとめ、結果に対してどのような原因が関連しているかを明確にする。 |
エ | × | パレート図は、データを幾つかの項目に分類し、横軸方向に大きさの順に棒グラフとして並べ、累積値を折れ線グラフで描き、問題点を整理する。 |
問題55
アプリケーションの保守に関する記述として,適切なものはどれか。
ア | テスト終了後は速やかに本稼働中のライブラリにプログラムを登録し,保守承認者に報告する。 |
イ | 変更内容が簡単であると判断できるときは,本稼働用のライブラリを直接更新する。 |
ウ | 保守作業が完了しないまま放置されるのを防ぐためにも,保守の完了を記録する。 |
エ | 保守作業は,保守作業担当者によるテストが終了した時点で完了とする。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | テスト終了後は、保守承認者に報告/承認後、本稼働中のライブラリにプログラムを登録する。 |
イ | × | 変更内容が簡単であっても保守承認者の指示によりプログラムを修正する。また本稼働用のライブラリを直接更新するのは大変に危険である。 |
ウ | ○ | 保守作業が完了しないまま放置されるのを防ぐためにも,保守の完了を記録する。 |
エ | × | 保守作業は,保守承認者の承認を受けた後,本稼動中のライブラリにプログラムを登録した時点で完了とする。 |
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