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平成22年度秋季解答
問題11
次の流れ図において、
① → ② → ③ → ⑤ → ② → ③ → ④ → ② → ⑥
の順に実行させるために、①においてmとnに与えるべき初期値aとbの関係はどれか。 ここで、a、bはともに正の整数とする。
ア | a=2b |
イ | 2a=b |
ウ | 2a=3b |
エ | 3a=2b |
解答:エ
<解説>
問題12
共通フレーム2007において、システム結合テストの評価で考慮すべき基準となっているものはどれか。
ア | システム結合及びテストの実現可能性 |
イ | システム要件と外部一貫性 |
ウ | システム要件のテスト網羅性 |
エ | システム要件への追跡可能性 |
解答:ウ
<解説>
共通フレーム2007とは、情報システムの企画から開発、運用、保守、廃棄にいたるライフサイクルにおける全体の仕事のプロセスを明確にすることにより、関係者間で共通の言葉,共通のものさしが使えるように定義したものである。
関係者間で共通の言葉,共通のものさしを使うことで不公正な取引がなくなり、市場の透明性を高め、取引の更なる可視化を実現する。
[参考サイト]
ア | × | システム結合及びテストの実現可能性は、ソフトウェア適格性確認テストの評価にて行なう。 |
イ | × | システム要件と外部一貫性は、ソフトウェア要件の評価及びソフトウェア結合テストの評価にて行なう。 |
ウ | ○ | システム要件のテスト網羅性は、システム要件のテスト網羅性にて行なう。 |
エ | × | システム要件への追跡可能性は、システム方式の評価及びソフトウェア結合テストの評価にて行なう。 |
問題13
構成管理ツールを使用して開発用のソースコードを取得する際に、リポジトリ上の位置やリビジョンなどの構成を保持したままでソースコードを入手したい。このとき、構成管理ツールに対して行う操作はどれか。
ア | インポート |
イ | エクスポート |
ウ | コミット |
エ | チェックアウト |
解答:エ
<解説>
ア | × | インポートは、バージョン管理下にないファイルやフォルダをバージョン管理の対象にするために取りこむ処理である。 |
イ | × | エクスポートは、バージョン管理下のファイルやフォルダを他のバージョン管理に移行する等のために出力する処理である。 |
ウ | × | コミットは、編集したデータをリポジトリに書き込む処理である。 |
エ | ○ | チェックアウトは、リポジトリからリポジトリ上の位置やリビジョンなどの構成を保持したままでファイルやフォルダを取得する処理である。 |
問題14
情報システムの導入に伴って変化するキャッシュフローの現在価値を計算することで、投資効果を評価する指標はどれか。
ア | BSC |
イ | EVA |
ウ | NPV |
エ | ROI |
解答:ウ
<解説>
問題15
情報システムの全体計画立案のためにE-Rモデルを用いて会社のデータモデルを作成する手順はどれか。
ア | 管理層の業務から機能を抽出し、機能をエンティティとする。 次に、機能の相互関係に基づいてリレーションシップを定義する。さらに、会社の帳票類を調査して整理し、正規化された項目に基づいて属性を定義し、全社のデータモデルとする。 |
イ | 企業の全体像を把握するため、基本的なエンティティだけを抽出し、それらの相互間のリレーションシップを含めて、鳥瞰(かん)図を作成する。次にエンティティを詳細化し、すべてのリレーションシップを明確にしたものを全社のデータモデルとする。 |
ウ | 業務層の現状システムを分析し、エンティティとリレーションシップを抽出する。それぞれについて適切な属性を定め、これらを基にE-R図を作成し、それを抽象化して、全社のデータモデルを作成する。 |
エ | 全社のデータとその処理過程を分析し、重要な処理を行っている業務を基本エンティティとする。次に、基本エンティティ相互のデータの流れをリレーションシップとしてとらえ、適切な識別名を与える。さらに、基本エンティティと関係あるデータを属性とし、全社のデータモデルを作成する。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 管理層の業務に限定しているので誤りである。 |
イ | ○ | システム全体としての最適化のために、企業全体の業務が見渡せるような概略を作成し、そこから個々を細分化して全社データモデルを作成する。 |
ウ | × | 業務層の業務に限定しているので誤りである。これでは、小手先の改善にとどまってしまう。 |
エ | × | リレーションシップは、E-Rモデルで、エンティティ(実体)間の関係を表す。すなわち流れをリレーションシップとしてとらえるのではない。 |
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