必ず受かる情報処理技術者試験

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平成23年度秋季解答

問題1

重要性や重要変動、在庫コストの観点から商品単位に定量発注法、定期発注法、2ビン発注法のいずれかの方法にするか決定したい。 発注方式を決定するために用いられる手法として、適切なものはどれか。

ABC分析
管理図
クリティカルメソッド
線形計画法

解答:ア

<解説>

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問題2

ITサービスマネジメントにおけるプロセスで、サービスライフサイクルのサービスストラテジに含まれる戦略レベルのプロセスの組みはどれか。

インシデント管理、問題管理
サービス資産管理、構成管理
サービスポートフォリオ管理、財務管理
サービスレベル管理、キャパシティ管理

解答:ウ

<解説>

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問題3

コンピュータシステムにおけるジョブスケジューリングの特徴のうち、適切なものはどれか。

CPUに割り当てるジョブをOSが強制的に切り替えるタイムスライス方式では、タイマ割込みが多発するので、スループットが低下する。
FCFS(first-come first-served)方式のジョブスケジューリングでは、ジョブ間にCPUを公平に割り当てるので、スループットや応答時間の保証が可能となる。
対話型処理とバッチ処理が混在するシステムでは、対話型処理の優先度を高くすることによって、対話型処理の応答性能の向上が期待できる。
入出力を多用するジョブよりもCPUを多用するジョブの処理優先度を上げた方が、CPUの待ち時間が少なくなるので、全体のスループット向上が期待できる。

解答:ウ

<解説>

× CPUに割り当てるジョブをOSが強制的に切り替えるタイムスライス方式では、タイマ割込みのためのオーバヘッドが必要となる。しかし、各ジョブが少しずつ公平に実行されるCPUの待ち時間が少なくなるので、スループットは上昇する。
× FCFS(first-come first-served)方式はジョブの到着順に処理を行なう方式である。処理時間の長いジョブが投入されるとそれ以降のジョブは長時間待たされることとなる。すなわちスループットや応答時間は保証されない。
バッチ処理では、ジョブ投入後はユーザは処理の修了を待つだけなので優先度を下げても良い。反対に対話型処理のジョブ投入後はユーザは処理の終了後に、さらに操作が必要である。したがって、対話型処理の優先度を高くすることによって、対話型処理の応答性能の向上が期待できる。
× CPUを多用するジョブでは入出力がほとんど発生しないので優先度を上げれば最初から最後まで先に実行される。優先度の低いジョブはその後に実行されるが、入出力の間はCPUの待ち時間となるためCPU使用率が低下する。その結果、スループットは低下する。

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問題4

情報システムの設計において、フェールソフトが講じられているのはどれか。

UPS装置を設置することで、停電時に手順どおりにシステムを停止できるようにし、データを保全する。
制御プログラムの障害時に、システムの暴走を避け、安全に運転を停止できるようにする。
ハードウェア障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
利用者の誤操作や誤入力を未然に防ぐことで、システムの誤動作を防止できるようにする。

解答:ウ

<解説>

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問題5

RAIDにおいて、信頼性向上ではなく、性能向上だけを目的としたものはどれか。

RAID 0
RAID 1
RAID 3
RAID 5

解答:ア

<解説>

RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは、複数の記憶装置を用いて、全体を1つの記憶装置のように制御する仕組みのことで、0から5までの6段階のレベルがある。性能向上だけを目的とする方式はRAID0である。したがって、アが正解である。

RAID0
複数のディスクにデータを分散して読み書きし高速化したものである。(ストライピング)
RAID1
複数台のハードディスクに、同時に同じ内容を書き込む。(ミラーリング)
RAID2
ストライピング+エラー訂正用のハミング符号をディスクに書き込む。最低で5ドライブを必要とする。
RAID3
ストライピング+エラー修正用にパリティビットを1台のディスクに書き込む。
RAID4
RAID3のパリティビットの書き込みをブロック単位で行う。
RAID5
パリティビットもデータと同様に分散して書き込む。

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