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平成23年度秋季解答
問題21
信頼性設計におけるフォールバックを説明したものはどれか。
ア | サーバに障害が発生した場合、あらかじめ確保しておいた予備サイトに必要な機器や媒体を持ち込み、サーバを復元して業務を再開する。 |
イ | サーバに障害が発生した場合、他のサーバに処理を一旦引き継ぎ、障害が回復した後元のサーバに処理を戻す。 |
ウ | 人間の操作ミスやシステムの故障の際、その結果が人間などに危害や損害を与えることがないようにする。 |
エ | 不具合が起きた場合、不具合の箇所を含む分割可能な部分を切り離して、残りの部分で処理を続行する。 |
解答:エ
<解説>
フォールバックとは、システムに障害が発生したときに性能を落としたり機能を制限したりして限定的ながら稼動を続行すること。あるいは、利用したい機能が条件が悪く使えない場合に、代替となる機能に切り替えること。また、そのような機能や構成のことである。
ア | × | コールドスタンバイの説明である。 |
イ | × | フェールオーバまたはフェールバックの説明である。 |
ウ | × | フェールセーフの説明である。 |
エ | ○ | フォールバックの説明である。 |
問題22
次数がnの関係Rには、属性なし(Φ)も含めて異なる射影は幾つあるか。
ア | n |
イ | 2n |
ウ | n2 |
エ | 2n |
解答:エ
<解説>
関係の次数とは、属性の個数である。
関係Rに3つの属性A,B,Cがあるとすれば、各属性を射影するか射影しないかの二託のあらゆる組合せを考えた場合、2×2×2=23=8個の射影がある。
したがって、次数がnの関係Rに対する射影は、(エ)2nである。
問題23
TCP、UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベートIPアドレスを使用するLANの複数の端末が、一つのグローバスIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。
ア | IPスプーフィング |
イ | IPマルチキャスト |
ウ | NAPT |
エ | NTP3 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | IPスプーフィングとは、偽のIPアドレスを送信元にセットしたパケットを送り込む攻撃手法である。 |
イ | × | IPマルチキャストとは、インターネットなどのTCP/IPネットワークでマルチキャストを行うためのIPの追加仕様である。 |
ウ | ○ | NAPT(Network Address Port Translation:IPマスカレード)は、インターネットに接続された企業などで、一つのグローバルなIPアドレスを複数のコンピュータで共有する技術。組織内でのみ通用するIPアドレス(ローカルアドレス)と、インターネット上のアドレス(グローバルアドレス)を透過的に相互変換することにより実現される。 |
エ | × | NTP3は、ネットワークに接続される機器において、機器が持つ時計を正しい時刻へ同期するための通信プロトコルであるNTP(Network Time Protocol)のバージョン3である。 |
問題24
ステガノグラフィの機能はどれか。
ア | 画像データなどにメッセージを埋め込み、メッセージの存在そのものを隠す。 |
イ | メッセージの改ざんやなりすましの検出、及び否認の防止を行う。 |
ウ | メッセージの認証を行って改ざんの有無を検査する。 |
エ | メッセージを決まった手順で変換し、通信途中での盗聴を防ぐ。 |
解答:ア
<解説>
問題25
請負契約を締結していても、労働者派遣とみなされる受託者の行為はどれか。
ア | 休暇取得のルールを発注者側の指示に従って取り決める。 |
イ | 業務の遂行に関する指導や評価を自ら実施する。 |
ウ | 勤務に関する規律や職場秩序の保持を実施する。 |
エ | 発注者の業務上の要請を受託者側の責任者が窓口となって受け付ける。 |
解答:ア
<解説>
請負契約とは、当事者の一方(請負人)が相手方に対し仕事の完成を約し、他方(注文者)がこの仕事の完成に対する報酬を支払うことを約することを内容とする契約である。
ア | ○ | 休暇取得のルールを発注者側の指示に従って取り決めることは指揮命令にあたる。この場合は請負契約を締結していても労働者派遣とみなされる。 |
イ | × | 業務の遂行に関する指導や評価を自ら実施することは、発注者側の指揮命令にはあたらない。請負契約とみなされる。 |
ウ | × | 勤務に関する規律や職場秩序の保持を実施することは、発注者側の指揮命令にはあたらない。請負契約とみなされる。 |
エ | × | 発注者の業務上の要請を受託社側の責任者が窓口となって受け付けることは、発注者側の指揮命令にはあたらない。請負契約とみなされる。 |
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