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平成23年度特別問題
問題21
通信の暗号化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | IPsecのトランスポートモードでは、ゲートウェイ間の通信経路上だけでなく、送信ホストと受信ホストの間の全経路上でメッセージが暗号化される。 |
イ | LDAPクライアントがLDAPサーバに接続するとき、その通信内容は暗号化することができない。 |
ウ | S/MIMEで暗号化した電子メールは、受信側のメールサーバ内に格納されている間は、メール管理者が平文として見ることができる。 |
エ | SSLを使用すると、暗号化されたHTML文書はブラウザのキャッシュの有無が設定できず、ディスク内に必ず保存される。 |
問題22
SAN(Storage Area Network)で用いられるインタフェースの記述として、適切なものはどれか。
ア | FC(Fiber Channel)でサーバとストレージとを接続する場合は、ループ接続にしなければならない。 |
イ | iSCSIを用いればIPネットワーク上でSCSIコマンドが利用可能となり、FCを用いずにサーバとストレージとを接続できる。 |
ウ | NASを用いれば、サーバから共有ストレージをブロックアクセスできる。 |
エ | SCSIとFCを用いれば、異なるOSのサーバがストレージ上のファイルを直接共有できる。 |
問題23
磁気ディスクのレコードを、直接アクセスで検索するプログラムがある。このアクセス時間の大部分は、位置決め時間と回転待ち時間と転送時間から成る。ブロック長と検索時間の関係に関する説明のうち、適切なものはどれか。ここで、位置決め時間と回転待ち時間はブロック長に依存せず、同一ブロック内の複数レコードを同時に直接アクセスで検索することはないものとする。
ア | ブロック長を大きくしても、1レコードあたりの転送時間は一定であるので、検索時間は変わらない。 |
イ | ブロック長を大きくすると、1ブロックあたりのレコード数が増えるので、検索時間は短くなる。 |
ウ | ブロック長を大きくすると、ブロックの転送時間が長くなり、その分だけ検索時間は長くなる。 |
エ | ブロック長を調整するよりも、ディスクキャッシュを導入する方が、検索時間短縮に効果的である。 |
問題24
フェールセーフの考え方に基づいて設計したものはどれか。
ア | RAID2を採用してハードディスクのMTBFが従来製品の2倍になるようにする。 |
イ | 乾電池のプラスとマイナスを逆にすると乾電池が入らないようにする。 |
ウ | 交通管制システムが故障したときには、信号機に赤色が点灯するようにする。 |
エ | ネットワークカードのコントローラを二重化しておき、故障したときには故障したコントローラを切り離して運用する。 |
問題25
共通フレームの保守プロセスにおいて修正分析を行い、既存システムの通信ミドルウェアを改修することとした。改修ソフトウェア要件定義アクティビティから始めるとき、最後に実行するアクティビティとして、適切なものはどれか。
ア | 運用テスト |
イ | システム適格性確認テスト |
ウ | ソフトウェア結合 |
エ | ソフトウェア適格性確認テスト |
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