必ず受かる情報処理技術者試験

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平成19年度春季解答

問題6

関数 f( x ) は,引数も戻り値も実数型である。この関数を使った,① ~ ⑤ から成る手続を考える。手続の実行を開始してから十分な回数を繰り返した後に,③ で表示される y の値に変化がなくなった。このとき成立する関係式はどれか。

  x ← a
  y ← f ( x )
  y の値を表示する。
  x ← y
  ② に戻る。
f ( a ) = y
f ( y ) = 0
f ( y ) = a
f ( y ) = y

解答:エ

<解説>

手続きの実行を開始してから十分な回数を繰り返すと、値の変化がなくなったということは、処理を繰り返すと、一定の値に収束するということである。解答群で一定の値に収束する関係式は、エ)f ( y ) = y である。

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問題7

A ~ J の 10 種類の文字を用いて,長さ1以上3以下の文字列を作る。文字列には同じ文字を使用することができる。ただし,先頭は A であってはならない。全部で何通りの文字列ができるか。

900
999
1,000
1,110

解答:イ

<解説>

長さが1の場合 Aでない長さ1の文字列は,B,C,D,E,F,G,H,I,Jの9通り
長さが2の場合 9×10=90通り
長さが3の場合 9×10×10=900通り

先頭がA以外の長さ1以上3以下の文字列は、9+90+900=999通りできる。

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問題8

ある工場で大量に生産されている製品の重量の分布は,平均が 5.2 kg,標準偏差が 0.1 kg の正規分布であった。5.0 kg 未満の製品は,社内検査で不合格とされる。生産された製品の不合格品の割合は約何%か。

0.159
0.6
2.3
6.7

解答:ウ

<解説>

母平均 (割合を求めるデータ-平均)÷標準偏差
  ( 5.0 - 5.2 )÷0.1
  ‐2

標準正規分布表より、u=2.0のときのPは0.023である。

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問題9

論理型の変数 A , B の値に対して,次の条件文と同値なものはどれか。ここで,AND は論理積,OR は論理和,XOR は排他的論理和,True は真,False は偽,= は等号を表す。

 if ( A = True AND B = False ) OR (A = False AND B = True) then …

if ( ( A AND B ) = True) then …
if ( ( A AND B ) = False) then …
if ( ( A OR B ) = True) then …
if ( ( A XOR B ) = True) then …

解答:エ

<解説>

(A=True AND B=False) OR (A=Falese AND B=True)

この条件文を論理式に書き換えると以下の式になる。

(A ・ B) + (A ・B)

この論理式は排他的論理和(EOR、XOR)である。

よってエが正解である。

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問題10

8ビットのレジスタがある。このレジスタの各ビットの値を d 0、 d 1,…, d 7 とし、パリティビットの値を p とする。奇数パリティの場合、常に成立する関係式はどれか。ここで、 は排他的論理和演算を表す。

0 d0d1 d7 = p
d0 d1 d7 = p
d0 d1 d7 p = 0
d0 d1 d7 p = 1

解答:エ

<解説>

解説省略

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